ミスをして落ち込でいる相手には自分の失敗談をシェア
仕事でミスをして、「終わった……」と思うことは誰にでもあります。「そんなときにいちばんの薬になったことは?」を聞くと、「話を聞いてくれた後で、自分の失敗談を話してくれる」という回答が1位となりました。
「仕事で大きなミスをしてしまった翌日、ランチ時に先輩が自分の失敗談ばかりを話してくれました。お会計時には『仕事頑張ってるから、今日だけ私のおごりね』とひと言。ステキです」(飲料水・25歳)
後輩からすれば「無敵に見える先輩にも、そんな失敗があったのか」と思うと慰められます。失敗はつらいけれど、誰にでもあること。大丈夫、大丈夫、と背中をさする気持ちで、自分の経験を相手とシェアしてあげてください。
何度目でも「初めて」のつもりで傾聴する
上司など目上の人が、仕事の成功談や武勇伝など、同じエピソードを何度も話してきて困ることはないでしょうか。そんなときこそ、気くばりの出番。
「学生時代からの3人グループなのですが、1人が何度か同じ話を繰り返す。私はついつい『それ聞いた』と言っちゃいがちなんですが、彼女が気持ちよさそうに話しているときは、もうひとりの友達は初めて聞いたように笑ったり怒ったり。『何度聞いても面白いから』と笑っていましたが、究極の気くばりだなぁと思います」(商社・24歳)
「相手が楽しそうにしているならそれでいい」と思えるようになれば、立派な気くばり上手です。