胸と背中を開く座位の“わし”のポーズ

映画で素敵な歌声に酔いしれたあとは、伸びやかに歌うためのセルフケアポーズを一緒に実践していきましょう。胸や背中などに硬さがあると歌声に響きがでません。今回は胸と背中をゆるめ、肩関節周りの柔軟性アップにもつながる、座位の“わし”のポーズを紹介します。

1、案楽座になって胸の前で腕を絡めます。
2、吐く息でおへそから指3本上あたりを中心に、後ろに引き背中を丸めます。
3、吸う息で同じ位置を前に突き出すイメージで、腕を少し上にあげ胸を開きます。
4、5呼吸程繰り返したら、腕の組み方を上下逆に変えて同様に5呼吸続けましょう。

歌は心を移す鏡。アレサ・フランクリンの半生を描いた映画『リスペクト』_3
歌は心を移す鏡。アレサ・フランクリンの半生を描いた映画『リスペクト』_4
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ポイント:口を閉じ、鼻呼吸で呼吸に合わせてゆっくり行いましょう。腕を絡めることができない方は、腕を軽くクロスするだけでもOK。 腰回りが硬く安楽座(あぐらの座位)がつらい方は、椅子に楽な姿勢で腰かけて行ってください。


文/仁平美香

『リスペクト』(2021)Respect 上映時間:2時間26分/アメリカ
少女の頃から抜群の歌唱力で天才と称され、きらびやかなショービズ界の華となったアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。ところがその裏に隠されていたのは、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)、愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)からの束縛や裏切りだった……。