時事問題もキーワードが9割

ウィキペディアのアカウントを作成すれば、「変更の履歴」が見られるので、一度見てほしい。

誰が最初に書き始めて、それに対して誰が何月何日にどこを書き直したかが全部わかる。
アカウントを作成しなくても、ページ右上の「変更履歴」をクリックすれば、これまでどのように編集・更新されてきたかが参照できる。それらを見るだけで、相当数の人たちによって情報が更新されていることがわかるだろう。

キーワードを見つけてググる習慣を身につけると、時事問題についても一定の見識が持てるようになる。

たとえば、「米中対立」。2021年3月に、米インド太平洋軍のテービッドソン司令官が「6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性がある」と米上院軍事委員会の公聴会で証言して、あたかも米中が台湾をめぐって早期に軍事的に衝突する可能性があるように喧伝されたことがある。

新聞にしか目を通していないと、「世界大戦が勃発するぞ」と騒ぎ立てる記事に不安を抱いたりするものだ。

しかし、「中国 戦争」「中国 事件」などでググってみると、そうではない見方もできる。