第3位:『オープン・ウォーター』(2003年)

猛暑も吹き飛ぶ!「最恐サメ映画」ベスト5_3

実話を基にしたプロットで知られる、ソリッド・シチュエーション・スリラー物の作品。厳密には純粋なサメ映画とは言い難いかもしれないが、世間的には国内外を問わずしばしばサメ映画として扱われがちなため、このランキングでもサメ映画の枠組みでご紹介させていただきたい。なお「実話を基にした」とはいうものの、その内容はほぼほぼオリジナルである。

「ほんのちょっとした手違いにより、大海原に取り残され漂流する」羽目になった夫婦の物語。こと本作に限っては、ただ流れに身を任せて漂うしかない、何もない海の“広さ”がそのまま“怖さ”に繋がっている。次第に疲弊し、人間関係も険悪になっていく主人公夫妻。そんなタイミングでサメや嵐が現れ、「いつかきっと助かる」という希望をじわりじわりとすり潰していく。

画面上の動きは少なく、視覚的にショッキングな演出もほぼほぼ見受けられない点、及び主要人物間のギスギスした雰囲気が人を選ぶが、その絶望感がクセになる。

余談だが本作、シリーズ物の作品であり、ストーリー上の繋がりはないものの続編が2本出ている。