さまざまなシウマイの「競演」

「本業」の中華料理店も負けてられない。

ロードサイド沿いにあるラーメン店「山いち」。入り口の暖簾には大きく「ぎょーざ」と書かれているが、ここにもシウマイのメニューがある。その名も「チャーシウマイラーメン」。

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山いちの「チャーシウマイラーメン」(あっさり醤油味は税込740円)

当初は豚肉や鶏肉で餡を作ろうと考えていたが、コストがかかりすぎた。そこで目を付けたのが、ラーメンで使うチャーシューの切れ端。「ロスがなくなり一石二鳥」と、お店の山市敦子さんは胸を張る。

チャーシューは4日間じっくりと煮込んだ、店主・山市道夫さん自慢の一品。味はしっかりと染み込んでいるが、口当たりは軽やかで今まで味わったことのない新食感だった。

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店主の山市道夫さん(左)と、妻の敦子さん。「かぬまシウマイ」のTシャツがよく似合う

実は鹿沼は県内最大のニラの産地である。それをシウマイに使ってアピールしているのが、「みっちゃん蕎麦」。

この店が提供するのは「ニラそばシウマイ」。ニラの茎とそばの実、ひき肉などを加えて餡を作り、皮で包んでじっくりと蒸す。15分ほど経って出てきたニラそばシウマイは、具沢山でもっちりとしていて、香りの良いゆずポン酢との相性が抜群だ。ひと噛みすると熱々の肉汁が口いっぱいに広がる。

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みっちゃん蕎麦の「ニラそばシウマイ」(4個入りで税込480円)