生ブームよりずっと前、1985年に「生」を冠した理由

生梅飴が誕生したのは1985年。「生キャラメル」など「生」を冠した商品がブームになるよりもずっと前のことだ。

原宿が「生キャラメルとか生ブームみたいなのって一時期あったけど、それよりも全然昔にこの『生』に着目していたっていうのは、かなりすごいんじゃないかと思うんですけど」と由来を尋ねると、岩田さんはこう答えた。

「ペーストがメインの商品なので、その“生食感”を表すために『生』と付けています。梅の果肉感をイメージしていて、そこから『生梅飴』という名前になったんです」

「なるほど、果肉感をみんなに伝えたいんや!」と言う原宿。

40年以上の歴史を持つロングセラーとなった生梅飴(写真提供/株式会社リボン)
40年以上の歴史を持つロングセラーとなった生梅飴(写真提供/株式会社リボン)

そもそもリボンは、キャンディー会社としてスタートしたわけではない。

創業のきっかけになったのは、創業者の麻雀仲間がウエハースの機械を作っていたこと。そこから名古屋でウエハースの製造を始め、キャンディー工場を立ち上げる際に小牧へ拠点を移したという。

現在はキャンディーだけでなく、ドーナツ、ゼリー、シャーベットなどさまざまな商品を展開している。

生梅飴にも「生巨峰」という姉妹商品があるが、看板商品のシリーズを増やすハードルは高い。

「やっぱり生梅飴と同等の商品を作らないといけないっていう部分があるので、何回もアイデアは出すんですけど、なかなか通らないことが多いですね」

リボンが展開する商品の一部
リボンが展開する商品の一部

過去には「生金柑」という商品も販売していた。

「美味しかったんです。けどやっぱりもうちょっと認知度が高いといいますか、オーソドックスなものがいいかなっていう部分が」

その後、よりなじみのあるぶどうを使った「生巨峰」へとつながっていった。