「イラっとして蹴った」長男への暴行容疑で逮捕された22歳母

事件は8月17日夜に起きた。横浜市緑区十日市場町にある斉藤容疑者の自宅アパートで、稜稀ちゃんが顔を殴られたり、体を揺さぶられたりするなどの暴行を受けた。買い物から帰宅した藤井容疑者がぐったりしている長男を発見して119番通報したが、翌18日早朝、搬送先の病院で死亡が確認された。

社会部記者が解説する。

「警察は事件直後、斉藤容疑者を傷害容疑で逮捕しました。しかし、その後の調べで、稜稀ちゃんの右頬にあったあざが、事件当日ではなく8月15日に受けた暴行によるものと判明。警察は9月7日、この暴行について斉藤容疑者を傷害容疑で再逮捕しました。

さらに同日、119番通報した母親の藤井容疑者も逮捕されました。事件当日の8月17日午後2時10分ごろ、緑区の路上で稜稀ちゃんの背中を蹴った疑いが持たれています。取り調べに対し、藤井容疑者は『イラッとして蹴った』と容疑を認めているといいます」

2人は昨年9月ごろ、SNSを通じて知り合ったという。今年8月14日、藤井容疑者は子ども3人を連れて山口県から斉藤容疑者宅を訪れ、同居を始めたばかりだった。稜稀ちゃんの弟2人にもあざがあったとされ、警察は日常的な虐待があった可能性についても調べている。

母親の藤井容疑者(写真/共同通信社)
母親の藤井容疑者(写真/共同通信社)
すべての画像を見る

事件現場となったアパート周辺では、藤井容疑者と子どもたちの姿が目撃されていた。近隣住民は、母親の逮捕を知って驚いたという。

「母親が逮捕されるなんて、最初は思ってもいませんでした。髪は明るい茶髪で、少しふくよかな方でした」

住民の記憶に残っているのが、アパートの階段で見かけた親子の姿だった。

「小さい子どもをよく歩かせていましたが、抱っこしているところは見たことがありません。ここの階段はかなり急で、大人でも少し危ないと感じるほどです。それでも1〜2歳くらいの小さな子が四つんばいになって、一生懸命のぼっていた。母親は上で待っているだけということが何回かあったので、変だなとは思っていました」

さらに、こんな場面も目にしたという。

「子どもを歩かせたり、階段をのぼらせたりしているときに、母親が『もう早くしてよ』と、呆れたような声で言っているのも聞きました」