全身入れ墨男、成人向け動画見られぬ激しい怒り
イギリスでもっとも入れ墨が多い人として知られる「タトゥー王国のボディーアートの王、過激なインク人」(「King Of Ink Land King Body Art The Extreme Ink-Ite」の意訳/改名後の本名)さんこと、元マシュー・ウェランさん(45歳、バーミンガム出身)は、1600時間以上を費やして全身が入れ墨になりました。
この方は顔も耳も全部入れ墨で「耳なし芳一」をはるかに超えており、眼球にも入れ墨をしています。
入れ墨に入れ墨を重ねているので、すでに色が混在して全身が青黒い色になっており、一見すると全部色を塗っているように見えます。しかしこの方は信念をもっており、入れ墨が生きがいであり、さらに頭にインプラントを入れて皮膚を盛り上がらせるなど海外では愛好者がいる「ボディモディフィケーション」もやっています。
しかし、なんとこのウェランさんは入れ墨に熱心なあまり、成人向けビデオを見ることができなくなってしまったのです。
イギリスではオンラインの有害コンテンツから児童を保護するために、2025年7月25日から、ポルノサイトはユーザーが18歳以上であることを確認することになりました。単に年齢を入れればよいだけではなく、クレジットカードや写真付き身分証明書の提供が含まれ、自撮りで写真を送らなければなりません。
つまり誰がサイトを見ているかバレます。しかも商用の大手サイトだけではなく、海外のサイトにも適用されるので、実質イギリスのユーザーはアダルトコンテンツを見ることがほとんどできなくなりました。今まで海外サイトは個人認証をやってない場合が多かったのです。
多くのユーザーはアクセス元を海外に偽装できるVPNというソフトウェアやサイトを経由して海外からのアクセスに偽装してアダルトコンテンツを観ていますが、ウェランさんはそんなことはやりません。
そのためアダルトサイトにアクセスして個人認証しようとすると「マスクを取れ」と言われて認証が通らないのです。ウェランさんが憤慨したのは、自分の入れ墨をマスクと認識されたことです。気合を入れて入れ墨を入れているので「マスクなんかに間違えられたのがけしからん」と激怒しています。
しかしアダルトサイトを見たいので、友達に「なんとかならないか」と頼んでいますが、アダルトサイトを見ていることが友達にはもちろん、全国紙でもばれています。
そして、ウェランさんには以前にも不幸が襲っていました。2023年に胸や頭蓋骨を含む3つのインプラントのうち、2つが腐敗しはじめ、形成外科専門の医師に相談しましたが、「腐っているので取るしかない」といわれ、残念ながら一生懸命入れたインプラントを除去。実に残念でした。
さらに彼の悩みは、イギリスの今の法律では、死後に遺体の修復を依頼できないことです。現在、イギリスの非医療従事者は身体改造が許可されず、外科手術の免許を有する者のみが法的にこれを行うことができるので、政府は法律を改正するべきだと訴えています。
紳士淑女が多く、服装は保守的だと思われているイギリスにも、このように過激な信念を突き通し肉体改造を追求する方もいるのです。
これも個人の自由を尊重するイギリスらしさでありましょう。













