2026年のフジロックは「自分のペース」で回れる選択肢
一方で近年は、一人で参加する人や、体力に不安のある人でも、自分のペースでフェスを楽しみやすい環境が整いつつある。
2026年のフジロックには、The xx、KHRUANGBIN、MASSIVE ATTACKをはじめ、藤井風、Hi-STANDARD、ASIAN KUNG-FU GENERATION、XG、平沢進+会人など、ジャンルも世代も異なる出演者が名を連ねる。観たいアーティストが重なれば、同行者と別行動になる場面もあるだろう。一人であれば、その日の気分や体調に合わせて、自由にステージを選ぶことができる。
さらに広大な会場を移動する負担を軽減するため、場外エリアと会場最奥部を結ぶバスや、空調を備えた専用ラウンジ、専用トイレを利用できる有料サービス「FUJI ROCK go round」も用意された。疲れたら休み、混雑を避けながら移動するといった選択がしやすくなっている。
フェス会場では、好きなアーティストの演奏に集中したい人もいれば、日常を離れて一人の時間を過ごしたい人もいる。執拗な声かけやナンパ、身体への接触は、相手に恐怖や不快感を与えかねない。
「一人で来ている」という理由だけで笑われたり、勝手に「寂しそう」と決めつけられたりする筋合いもない。
誰と来るかではなく、何を観たいか。友人と盛り上がるのも、一人でタイムテーブルを駆け回るのも、それぞれの自由だ。
2026年の夏、観たいアーティストがいるのなら、「一緒に行く人がいない」という理由だけで諦める必要はないのかもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部













