フェスの「3日間で5人とやった」伝説の女性

2000年の初開催時から「SUMMER SONIC」に参加し、現在も年に一度はフェスへ足を運ぶ40代の主婦・ぱるんだいさん(仮名)も、一人行動を基本としている。夫と一緒に会場へ行っても、現地では別々に過ごすという。

「ぼっち参戦は、私にとっていいことしかありません。入場時間も帰る時間も自由ですし、好きなタイミングで食事や休憩ができます。はぐれる心配をせず前方へ行けますし、ステージを移動するタイミングも自分で決められます。

フェスは、少し気になるアーティストから大好きなアーティストまで、一日にたくさんのライブを観られる場所です。誰かに気を使って、観たいものを諦めるのはもったいないと思います」

一人参加をためらう人には、「一人で飲食店へ入るよりも気軽」と話す。

「フェスでは店員さんと会話を続ける必要もないですし、周囲もステージを観ています。タイムテーブルを片手に、一人で宝探しをするような感覚です」

名前しか知らなかったアーティストを偶然観て、夢中になることもある。その場で予定を変えられるのも、一人参加ならではの楽しみだ。

写真はイメージです(写真/shutterstock)
写真はイメージです(写真/shutterstock)

さらに人によっては、一人でフェスに参加し、現地でさまざまな人と交流するという凄まじいコミュ力を発揮している人もいる。

2015年、「FUJI ROCK FESTIVAL」に行ったという女性が、フェス期間の3日間で5人と行為をしたと明かしたポストが話題になった。

当該のポストは〈お酒飲みまくって、はしゃぎまくって、食べまくって、ナンパされてテントでSEXして... いい夏の思い出になりました。笑〉〈てかフジロック3日間で5人とSEXって、私ビッチみたいですね。。。 フェスティバルだから許してください。笑〉というもの。

この体験談の真偽は不明だが、今も語り継がれるほどの伝説となり、夏のフェスシーズンになると定期的にSNSに流れてくる。

ただ、フェスでのナンパ行為は、フェスにおける“大迷惑行為”の一つとして問題視され、これが女性の一人参加を躊躇させる原因にもなっている。

前述の通り、一人でフェスに参加している人は、心から音楽を楽しんでいる。その最高の時間に水を差すようなことは、ご法度とされている。