1000万再生のバズりよりも嬉しいこと
シングルファザーのえむとしさん(40)は、息子・ようた君(小3)との何気なくも温かな日常を発信しているYouTuber。
約5年の活動の中で、何度もバズっている。中には2000万回弱再生された動画も……!
「バズったときは素直にうれしいです。でも数字そのものより、世界の誰かが僕たちの動画を見てくすっと笑ってくれたり、“子どもとの向き合い方をちょっと変えてみようかな?”と思ってくださったり。そういったコメントをいただくほうが僕にとってはうれしいです」
えむとしさんは、バズるためにSNSをやっているわけではないと語る。
「もちろん、誰かに見てもらわないと意味がないわけですが。今までバズった動画を振り返ってみると、1000万人の方に見ていただいたバズ動画ほど、次の動画をアップするころには忘れられていたりする。それよりも、100人にずっと応援してもらえるような見られ方をするのは大事だと最近は思っています」
えむとしさんは高校卒業後、パティシエの道へ。フランスの三ツ星レストランでの修業経験を経て、東京都内の有名店などで腕を振るってきた。しかし5年前に離婚。シングルファザーのワンオペ育児は、都会での目まぐるしい働き方と相性は良くなかった。
そんな中、青森県上北郡東北町の“地域おこし協力隊”の募集を見つける。(特産品である)生乳を使ったプロジェクト。これまでのキャリアを活かしながら、挑戦もできる。愛媛県出身のえむとしさんは、馴染みのない土地での暮らしにも興味を覚え、父子での移住を決めた。
「都会生活が長かった分、田舎に移り住んだらいろんなことが解決するのかなと思っていたんですけど。実際は、孤独も不安も一緒に連れてきた感じですね(笑)。ただ、息子と過ごす時間が増えたことは大きな報酬というか、新たに獲得できたものだと思います」













