初ドラマであの大御所と共演

――そうなると、欲しいものを買えなかったりも…?

それが、ありがたいことに毎日お仕事で忙しくさせていただいていたので、衣食住には困らないんですよ。

事務所の寮に住んでいたし、楽屋にはお弁当があるし、ロケ先では美味しいご飯も食べられる。ヘアメイクさんもいるからコスメも自分で買わなくていいし、スタイリストさんからは水着をいただいたりもしていたので、自腹を切ることもなく、お給料はそのまま貯金できました。

父親が心配性で、たくさん仕送りをしてくれていたので、そっちの金額の方がギャラより高かったくらいです(笑)。

――特に印象に残っているテレビ番組や、出演作品があれば教えてください。

『さよなら、小津先生』というフジテレビのドラマですね。初めてのドラマ出演でしたが、共演したメンバーもみんな初ドラマみたいな感じで、森山未來さん、勝地涼さん、瑛太さん、水川あさみさんとか、本当に豪華でした。

瑛太さんとは恋人役をやらせていただきましたが、彼も初の演技だったそうで、少しホッとしましたね(笑)。主演は田村正和さんで、そんな大御所の方々とお仕事させていただけたのはとても貴重でしたね。

現在は恵比寿のたこ焼き屋「くるり」を経営する
現在は恵比寿のたこ焼き屋「くるり」を経営する

――演技についてはどのように取り組まれていたのでしょうか?

実は、演技レッスンはほぼなかったんです。現場に入る一週間前に演技指導の先生がついたくらいで。ドラマのお話しは、ミスマガの撮影の合間に、“顔見せに行くから”って事務所の社長に連れて行かれて。

たまたま監督と社長が話していて、“あと一人女の子探してて”って監督さんがおっしゃって、“この子今年ミスマガで…”って社長から紹介されて、その場で「明後日、顔合わせこれますか?」って出演が決まりました。

事務所もなんとかスケジュールを調整してくれて、グラビアの撮影とドラマの現場を同時進行していました。

――それは、かなりお忙しかったのではないでしょうか?

そうですね。一番忙しい時は、朝5時起きでドラマの現場に行って、待ち時間の合間に抜けてグラビア撮影やインタビュー取材、さらに空いた時間は番宣でバラエティ番組に出演して…。終わり時間は24時過ぎでした。家に着くのは深夜なのに、翌朝また5時起き。 

当時はタクシーチケットをいただいていたので、“ラッキー!”って思ってました(笑)。もともと子どもの頃からショートスリーパーなんですよ。小学生の頃から、水泳、お花、お茶、塾、土日は劇団みたいな生活だったので、忙しいことには慣れていました。