新庄監督がインスタグラムで書いていたこと
新庄監督は自身のインスタグラムで、こんなことを述べている。
「9回投げれるんだというメンタルの慣れ 疲労に耐えれる肩 体力 後は3人の投手が2回完投してくれさえすれば、負けず嫌いの人間が多いこの世界 次は俺がやったる その気持ちが四球を出さない ゴロを打たせてダブルプレーを取り球数を減らさないと完投できない意識が高まり完投人数が増えて行く」(原文ママ)
こう説明したうえで、次のように続ける。
「僕が日本のプロ野球を変えていきたいと言った1つに先発投手は最後までカッコよく投げて試合を終わらせる昭和の野球をもう一度です」(原文ママ)
「カッコよく」というのはいかにも新庄監督らしい表現だが、先発投手を長く投げさせることは私も大賛成である。
さらに、インスタグラムではこんなことも言っている。
「アメリカで3年プレーしましたが、はっきり言って学んだ事は試合に入るまでのスイッチの入れ替えの凄さだけで、後は全て日本の野球の考え方の方が上回ってると個人的に思います 先発投手がもうすぐつかまりそうの想像だけで、中継ぎに変えてたら先発投手の成長を止めてしまう ピンチを抑えるからこそレベルアップするし次につながると僕は判断してこの4年間やって来ての今です」(原文ママ)
私は長年、契約上のこととはいえ、100球をめどに先発投手を降板させるMLBのやり方に疑問を持っていた。ここにきて日本の現場で、ようやくこうしたことを口にする人物が現れてきたのを嬉しく思う。同時に、日本ハムがここ2年間で大きく躍進した理由もよく理解できた。投手は先発完投を目指してこそなのだ。日本ハム以外の11球団でも、こうした考え方が浸透してほしいと願う。
文/江本孟紀













