2回目のお相手は、細木数子にハマる調布のキャバ嬢
数年はシンガーソングライターの夢を追いかけたものの、プロの壁の高さを実感し、30代に入ったタイミングで区切りをつけ、バイト先の会社に正社員として就職した。
忙しい日々を送るなか、仕事仲間と調布のキャバクラに立ち寄った際に出会ったのが、5歳下のキャバ嬢の女性、ともさんの2回目の結婚相手だった。
「彼女が当時、占い師・細木数子さんの六星占術にハマっていたんです。生年月日を教えたところ、2人の相性も良くて婚期もお互いその年だと分かり、そこから彼女にグイグイ押される形で付き合うことになりました」
そうして32歳で2回目の結婚を果たした。「しっかり者で、一緒にいて居心地もよかった」という彼女との結婚生活だったが、わずか1年半で終止符が打たれることに。
「僕が仕事のトラブルの末に会社を辞めることとなり、無職になったんです。そこから妻がキャバクラに復帰して働くようになったんですが、何カ月経っても稼ぎが得られない僕に対し、完全に愛想を尽かしたんだと思います」
妻から離婚を切り出されたともさんは、34歳でバツ2となった。その後、愛媛の実家に戻り、しばらく地元アーティストのプロデュース業に専念していた矢先、思わぬ人物から連絡が入った。
〈お久しぶりです。お元気ですか?〉
そのお相手は、ともさんが上京後、シンガーソングライターの夢を諦めて会社員として働いていた31歳のとき、通勤電車で一目惚れしてナンパした9歳下の歯科衛生士の女性だった。当時は連絡先を交換し、2回目のデートまでこぎつけたものの、交際には至らなかったお相手だが…。
「彼女から『結婚している夫からDVを受けてて、離婚したいんだよね』という相談の連絡がきたんです。そこから頻繁に電話するようになり、僕の中で彼女への想いが再燃したんです」
そうして彼女が離婚した後、正式に交際することになり、再び上京したともさん。約2年の同棲を経て36歳のときに3回目の結婚を果たした。
しかし、「最初は順調だった」という3回目の結婚生活も、4年ほどで終わりを告げた。いったい何が原因だったのか。