「カラスの勝手でショの巻」(ジャンプ・コミックス第199巻収録)
今回は、魔法でカラスにされてしまった両さんが、鳥としてたくましく人生……ならぬ鳥生? を生き抜くお話をお届けする。
作中で両さんが語っているが、彼はこれまで天国の魔法使い・花山理香の魔法で、さまざまな生き物(ときには無生物にも)に変えられてきた。そして本作ではカラスへと……。
カラスといえば、ゴミ漁りなどで害鳥と見なされているが、本来は鳥類屈指のインテリ(?)。高い知能を誇り、人間や一部の猿のみが持つといわれる「自己認識能力」(自らの知識に自覚的で、深く思考することができる力)を持つといわれている。
『こち亀』作中でもその能力を遺憾なく発揮し、時には両さんの味方、時には敵として、丁々発止のやりとりを繰り広げてきた。その歴史を手短かに追ってみると……。
バイオテクノロジーによって誕生したハイブリッド生物として登場!
動物新種改良研究所で遺伝子操作によって生み出されたカラスで、トンボの羽根を持ち、人語を話す。研究所からワニが逃げ出したことを所長に知らせるなど、知能も相当なものだった。
「ズウ亀有の巻」(ジャンプ・コミックス第25巻収録)
カラスたちが両さんの自堕落な生活を真似る!?
都内で急増したカラスたちへの対策を迫られた警察だったが、カラスの賢さに振り回される。両さんによる交渉の結果、カラスたちは人間との共存を選択。だが両さんをモデルケースにしたカラスたちは、パチンコや競馬といったギャンブルに耽るように……。
「東京カラス事情の巻」(ジャンプ・コミックス第97巻収録)
両さん考案のカラス型ドローンが警視庁で採用!?
両さんが考案したカラスそっくりの姿をした自律型ドローン「バードロン」が、警視庁で採用される運びに。やがて両さん自身をターゲットにした性能テストが開始されるが、そのあまりの高性能ぶりに、両さんは防戦一方状態に……。
「ドローン来襲の巻」(ジャンプ・コミックス第197巻収録)
どうだろう。害鳥、不吉を呼ぶ鳥などと呼ばれ忌み嫌われることも多いが、賢くバイタリティにあふれたカラス、どこか両さんに似ていないだろうか。
それでは次のページから、両さんがカラスとしての生活をはじめるお話をお楽しみください!!



















