「恐怖のバイオ革命!?の巻」(ジャンプ・コミックス第63巻)
今回は、生物を巨大に成長させる研究によって、とんでもない巨大生物群を誕生させてしまうお話をお届けする。
……とはいっても、直接の原因は「やはり」両さんで、増強剤を両さんが池に落としてしまったことが惨劇の引き金になっている。
現在の地球の生物の中でもっとも大きいのは、平均全長30メートルを誇るシロナガスクジラだろうが、かつて地球上には恐竜など数10メートル級サイズの生物がゴロゴロしていた時代もある。それには、大気中の酸素濃度が高い、巨体を支える骨格や呼吸器系の発達など、さまざまな原因があるという。
だが極端な生物の巨大化は環境の変化への対応が難しく、恐竜絶滅の一因には大規模な気候変動が挙げられている。
さて、野菜や家畜が、短期間でよく育ち可食部分が多くなるようにと、人間の手によって品種改良されてきたのはご存じだろうが、『こち亀』にはしばしば、本作同様に「巨大な○○」が登場する。
「ゴキブリ帝国の巻」(ジャンプ・コミックス第25巻収録)では、両さんが人間以上に大きなゴキブリの群れに追い詰められて絶体絶命の危機に!?
「巨大魚(ギョ)!魚!(ギョ)魚!(ギョ)の巻」(ジャンプ・コミックス第180巻収録)では、天才的科学者・絵崎コロ助と両さんがタッグを組んだ結果、全長40メートルのまぐろやかに、たこなどの寿司ネタ(?)が爆誕した。
ゴジラサイズのジャイアントパンダが東京スカイツリーに来襲する「白と黒の訪問者の巻」(ジャンプ・コミックス第180巻収録)なんていうお話もある。ジャイアントなのもほどほどにしてもらいたいものだ。
どのお話もおもしろさは保証つきなので、一読をおすすめする。
それでは次のページから、バイオテクノロジーが生み出した巨大生物の群れが街を大混乱に陥れるお話をお楽しみください!!