「両さんの新人研修の巻」(ジャンプ・コミックス第67巻収録)
今回は、両さんが新人警察官たちの指導に四苦八苦するお話をお届けする。
研修のため派出所にやってきた2人の新人は真面目この上なく、両さん流のちゃらんぽらんな仕事術とは水と油。勝手が違いすぎてさしもの両さんも勝手が違い苦戦気味だが……真の不幸は立ち寄った銭湯で訪れる!?
本作で登場する、昭和の銭湯にあった大型の体重計は、盤面に刻まれた数値を針が指すという、アナログ時計に近い外見をしている。そして、人が乗る台の下に仕込まれたバネに体重がかかることによって生じる伸縮がてこを動かし、さらにそれを歯車の動きに変換して針を動かすといった仕組みになっている。
対してデジタル式体重計は、台の下に仕込まれたセンサーに体重がかかると、負荷によりこれが変形。その歪み度合いを電気信号に変換し、数値化してデジタル表示するようになっている。
銭湯の体重計は鉄製でどっしりと重いため、多くの場合は移動用のキャスターが底部に備わっているのだが、この仕様が思わぬ騒動を巻き起こすことに。いったい何が起こるのかのヒントは、本作での両さん初登場シーンで描かれている。気をつけて読んでみてほしい。
それでは次のページから、両さんの奮戦ぶりと中盤からのまさかのハレンチ大暴走の顛末をお楽しみください!!