成績は中くらい、運動神経は良かった
男子生徒は桐生市内にある市立中学校に通っており、サッカー部に所属していた。運動神経が良く部内でも活躍しており、蛍光色の派手なスパイクを使用していたという。
いっぽう、父親は同市内出身で、進学校である県立高校を1995年3月に卒業後、2003年3月に福島県立医科大学を卒業と同時に医師免許を取得した。
前出の男性は「Aは特段頭が良いわけではない。成績も中くらいだった」と話す。また、男子生徒が通っていた中学校PTAの関係者はAの両親についてこう語る。
「授業参観などの学校イベントに出席するのは毎回お母様で、亡くなられたお父様の姿を保護者の間ではあまり見たことがないと聞いています。お母様は気さくで明るく、保護者間の雑談に参加されるなど、ほかの保護者との交流もあったそうです。
Aくんが家庭内でどんなトラブルを抱えていたかはわかりませんが、亡くなられたお父様はお気の毒に...どんな理由があろうと、殺人は許されるものではありません」
男子生徒が通っていた市立中学校は、お盆シーズンのせいか、9日から17日まで学校が閉校となっており、校舎は開いておらず教職員は不在。
前出のPTAの関係者は「学校から保護者宛てにまだ何も連絡がない。少年と近かった同級生はショックも大きく、心のケアが必要。週明けの18日になにかしらの動きがあるといいのですが…」と不安を漏らした。
男子生徒は県警の調べに対し「間違いない」と容疑を認めているが、“礼儀正しいサッカー少年”がなぜ父親の命を奪ってしまったのか。動機の解明が急がれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班