借金1000万の同僚から誘われYouTuberに 

――今や「コヤッキースタジオ」は大人気チャンネルとなっていますが、そもそもYouTuberになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

コヤッキー(以下、同)今から8年くらい前ですかね。デザイナーとして働いていたんですが、同じ会社にヤバい男がいたんですよ。

そいつは成績は最下位で、借金が1000万以上もあって、一緒に車移動する時なんて、僕の車の中にあった小銭を勝手にパクっていったり。

ですが、同じ曲が好きだというきっかけで仲良くなり、ある時彼に『YouTuberやりません?』と誘われたんです。それが現在の相方であるとーやくんだったんですね。

――なんと、そんなヤバい男からの誘いに乗ってしまったんですね。不安はなかったんですか?

その時の僕は、YouTubeなんてほぼ見たことがなかったんです。だけど、これから先動画事業はさらに発展するんじゃないかと思い、デザイナーの仕事をキッパリ辞めて、YouTubeの世界に飛び込みました。

インタビューに応じるコヤッキー氏。1983年生まれで、大阪情報コンピュータ専門学校を卒業後、会社員を経て、YouTuberとして活動を開始。本名は非公開。
インタビューに応じるコヤッキー氏。1983年生まれで、大阪情報コンピュータ専門学校を卒業後、会社員を経て、YouTuberとして活動を開始。本名は非公開。
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――思いついたら即行動するというコヤッキーさん。学生時代はどんな子供だったのでしょうか。

好きになったものはとことん極めたい!という性格で、とにかく好きなことしかやらない子でした。

テレビでアメリカの教育について見たんですが、日本は全科目平均点をとらなければいけないけど、アメリカはどれかひとつ100点とれたら他は50点でもいい、という考えなんですよね。僕はそれに共感しました。

当時はパソコンを持っている人は学年に数人しかいなかったけど、そこでグラフィックを独学で勉強したおかげでデザイナーになれたし、デスクトップミュージックで作曲も学んだから、YouTuber仲間で組んだバンドの曲が番組のタイアップに選ばれた。

学生時代に好きなことをやり続けた結果が今のYouTuberという仕事に生きているんです。だから、好きなことを抑圧されてやらないのはナンセンスだと思いますね。