「子どもがかわいそう」と言われたら…
――お子さんのご予定は?
志戸 今のところないです。ふたりで過ごす時間が楽しいし、今はこの店をもっと盛り上げたいんでね。従業員の人生も預かってるから。もしつくるなら「勢いじゃなくて、ちゃんと計画してじゃないと……」とは思ってます。
加美 産む側としては年齢の問題もありますが、やっぱり今はお店が大事ですね。
――仮に子どもができたとして、おふたりの馴れ初めを子どもに伝えるんですか?
志戸 絶対言いますよ。僕も26歳でAV男優になったとき、母親に報告してますから。そしたら「アンタまた精子撒き散らかして! このセックスマシーンが!」って言われました(笑)。誰に何も遠慮しないのが僕の人生なんで。
――世間から「子どもがかわいそう」なんて言われたりしても……?
加美 気にしないよね。
志戸 どうでもいいですよ。「うるせーよ」としか思わない。既存の価値観が正しいとも思ってないから、子どもが学校行きたくなければ行かなくていいし。
加美 怖いものはないです。
――最後に、夫婦としての目標をお聞かせください。
加美 今までにいないカップルだと思うんで、「おもしろい夫婦だね」って言われるようなふたりでいられたらいいかなと。私個人としてはこのお店の盛り上がりを後押しできるようにがんばりたいです。
――志戸さんは?
志戸 僕と結婚したことを彼女に後悔させないことです!
――末永くお幸せに!
取材・文/武松佑季
撮影/下城英悟