忘れてはいけない“令和のあざと女王”
女子アナは前出の2人のようにテレビ局に所属する「局アナ」だけではない。この者を抜きにして今年の女子アナを語ることはできないだろう。
「フリーアナウンサーで言えば、2024年は森香澄さんの一年だったという印象があります。
2月にファースト写真集『すのかすみ。』(幻冬舎)を発売し、『第17回オリコン上半期“本”ランキング2024』で『写真集』部門の第9位にランクイン。
総合ではなく一部門の9位とはいえ、ほかのランクインした作品が坂道シリーズやSTARTO ENTERTAINMENT(旧・ジャニーズ事務所)の関連作品で占められていることを考えると、そのなかに入り込むのはかなり人気がある証拠です」
そして、今年は冠番組『森香澄の全部嘘テレビ』(テレビ朝日系)がスタート。
同番組は森アナがビールの売り子やメイド喫茶でコスプレしたり、居酒屋で酔っ払いに絡まれるなど、さまざまな職業を体験していくという内容だ。
「さらに『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)や『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)などのトーク番組にもたびたび出演。
恋愛ネタにとどまらず『男を落とすあざとい仕草』などセンセーショナルな発言をすることで、『令和のあざと女王』というキャッチコピーがつきました。
アナウンサーでキャッチコピーが付くというのは、売れている証拠…。というよりも、トップクラスの証です」
バラエティ番組のみならず、ドラマも今年だけで『オトナの授業』(TOKYO MX系)、『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)、『3年C組は不倫してます。』(日本テレビ系)、『栞ちゃん 心の声を聞かせてよ』(テレビ朝日系)などに出演。下半期にはポテトチップスの「わさビーフ」のCMにも抜擢された。
「ほかにも女性向け下着通信販売会社『ピーチ・ジョン』の冬コレクションのゲストモデルに起用されるなど、かつての田中みな実さんの活躍をなぞっているような印象です。
森さんはSNSを活用して、田中さんを上回るほどの売れ方をしているとも言えます」