「左京の弓(前編)」「左京の弓(後編)」(ジャンプ・コミックス113巻収録)

今回は、双子の姉妹×2の飛鷹四姉妹のひとり、飛鷹左京と、弓道にまつわるお話を2話連続でお届けする。

本作が描かれたのは、1998年。当時、作者の秋本治先生は弓道に興味を持ち、本作の少し前には「弓道ブーム in USAの巻」(ジャンプ・コミックス113巻収録)といったエピソードも執筆している。

これは執筆当時、弓道に興味を持ったのがきっかけ。特に女性たちの凛とした姿に惹かれたのだとか。流鏑馬(やぶさめ。騎射の一種で、馬術と弓術を組み合わせたもの)を取材したり、自身でも弓を手に入れて練習したりしたのだという。

またのちに、同世代の女性漫画家、くらもちふさこ先生による弓道に励む少女を主人公に据えた『花に染む』が連載中の際には、掲載誌「コーラス」で対談を行い、弓道について語り合っていた。

ジャンプ・コミックス999巻 13誌出張版収録の、くらもちふさこ先生との対談記事より。秋本先生が描いた『花に染む』の主人公、宗我部花乃(そがべ・かの)
ジャンプ・コミックス999巻 13誌出張版収録の、くらもちふさこ先生との対談記事より。秋本先生が描いた『花に染む』の主人公、宗我部花乃(そがべ・かの)

それでは次のページから、弓道を極めようとする若き女性の姿を追った、ちょっと異色の前後編をお楽しみください!!