「政治の世界にはチャンスがあればまた戻りたいとは聞いていました」 

椎木容疑者には妻子もいたが、表には出てこなかったという。

「今はどうだかわかりませんが当時は結婚していました。お子さんもいるとは聞いてましたが、奥さんも含めて会ったことはありません。普通、選挙では奥さんも動員するものですが、椎木の奥さんが来たことは一度もないし、本人もずっとワンルームに1人で住んでいましたからね。

私の印象では、椎木は女性のことは基本的にはあんまり好きじゃないと思ってました。支援者に連れられてキャバクラに行っても、椎木は隣に女性が座るのもちょっとはばかるような感じで、積極的に話しかけるどころか嫌そうな感じに見えましたね」

被害少女は立ちんぼやトー横キッズではないという(撮影/集英社オンライン)
被害少女は立ちんぼやトー横キッズではないという(撮影/集英社オンライン)

元秘書は、そんな椎木容疑者が「2万円でどう?」と女子生徒に声をかけたこと自体が信じられないという。

「想像がつかないというよりも、ありえないんですよ。風俗とかキャバクラとかお金を出して女性に接することを毛嫌いする人だったんで。中学生どうこうというのも考えにくいし、アイドルやどんな女性が好きみたいな話をしているのを聞いたこともありません。

性善説に生きている人で、素直であまり人を疑うことを知らない人ですね。だから現職時代も『痴漢とか冤罪で疑われるだけでも大変だから、1人で電車に乗るのはやめてください』と注意しても『大丈夫、大丈夫』ってね。

お酒にも弱くて、我を忘れる前に気持ち悪くなっちゃうタイプ。乾杯でビールをグラスに1杯は飲むけど、2杯目は飲めない。歌舞伎町に関しては、いろいろ知り合いと会うのでたまに行くというのは聞いてはいましたけどね」

歌舞伎町入り口(撮影/集英社オンライン)
歌舞伎町入り口(撮影/集英社オンライン)

 浪人中の現在も、元秘書は数ヶ月に一度は近況報告も兼ねて会っていたという。

「内容まではわかりませんが、何かコンサルのようなことをやっていたようですよ。政治の世界にはチャンスがあればまた戻りたいとは聞いていました。

だから今回のことは本当、『馬鹿やってんじゃないよ』って感じです。性交はしていないと本人は言っていますが、カラオケボックスに行くこと自体がもうアウトなんですよ。

ただ、今まで私が接してきた椎木なら、見知らぬ女の子から声をかけられたら拒絶すると思うんですよ。ましてや見知らぬ人に自分から声をかけるなんて信じられません」