「ポケ森を私に卒業させてくれるのはもはや運営さんだけ」
「リリースされたのが高校生の頃で、初日にクラスメイト全員がポケ森をダウンロードしたのですが、7年経った今も現役でプレイしているのは私だけです(笑)。サービス終了のお知らせを見たのは仕事の休憩時間だったのですが、その後、全然仕事が手につきませんでした。大切な友だちを失って心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちです。
買い切り型としてなら今後も楽しむことができますが、一部制限がかかる遊び方になってしまうとのことで、今までプレイしてきたポケ森とはお別れなんだなぁと思うととても寂しいです」(えむちゃんさん)
特に寂しいと感じるのは、フレンドとの交流ができなくなること。買い切り版では、フレンドのキャンプ場に行ったり、フレンドと協力してイベントを進めたりすることができなくなってしまう。「会ったこともなければ顔も知らないし本名も知らない。でもいつも一緒に遊んでくれたフレンドたちとの繋がりがなくなってしまうことが、とても寂しいです」と、えむちゃんさんは語る。
1日に数分から1時間程度を毎日プレイし、総課金額は7万円ほど。これまでポケ森を辞めようと思ったことは一度たりともないという。
しかし一方で今回、悲しみの声が上がるとともに、SNSでは〈ポケ森を私に卒業させてくれるのはもはや運営さんだけだった〉と、ゲームの辞め時を運営側が与えてくれたと、サービス終了を好意的に捉えている意見もあった。
こちらについてはどう思うのだろうか。
「できることならずっとゲームが続いてほしかったのですが、私にはポケ森を辞める理由がなかったので、その意見もすごく分かります。“終わりのないゲーム”とお別れするときは、何か理由があるはずです。飽きてしまった、忙しくて手が付けられなくなった、他のゲームの方が楽しくなってしまったなど。
でも私にとってポケ森はどれにも当てはまらなくて……。毎日コツコツとフレンドと協力してイベントを進めたり自分のキャンプ場を作り込んだりするのが本当に楽しくて、この生活がずっと続くものだと思い込んでしまっていました。ただ、完全なサービス終了ではなく買い切り型という形で残してくれることに、本当に感謝しています。最後の日までたっぷり遊んで、生まれ変わったポケ森でもたくさん遊んでいきたいと思います!」(えむちゃんさん)