「バンドが好きなサブカル系の女の子を捕まえていました」
そんな矢野容疑者については、#1の記事で知人が「会うたびに違う女性を連れていた」と証言していたが、女性関係についてはどうだったのか。
「女性と遊んでいるイメージは強かったですね。当時は、GREE(=グリ―)で自分のアバターを作っていろんな人と交流するゲームがあったんですけど、そこで仲よくなった女性と関係を持ったことを報告してきたこともありました。
彼は音楽に詳しいので、バンドが好きなサブカル系の女の子を捕まえていました。自分が麻也の家に行ったときも、わざわざ地元から同級生の女の子を呼んでいて、二人はいい感じの雰囲気でした。
その後、その子に関して『あんな女もうええ、捨てたわ』とか話してましたし、ボカロPとして活躍しだしてからは、そこそこ有名な歌い手さんと体の関係になったそうで『アイツとヤッたわ』と自慢気に話してました」(同)
コミケで活躍、何千人もの列ができていた
その後、矢野容疑者はボカロPとして活躍し、上京してからは「歌い手」としても脚光を浴びることになる。
日本最大の同人誌イベント「コミックマーケット」(通称・コミケ)でも、「ぷすわーるど」というサークル名で出展。同イベントで長年にわたりスタッフとして勤務する男性は「ぷす」の印象についてこう語る。
「業務上の注意をしにいったときも『今日はよろしくお願いします』とか『列が長くなるかもしれませんが、すみません』みたいな感じで、紳士的に対応してくれました。
ぷすさんはほかの有名な歌い手さんとコラボした限定CDを販売してましたが、それを目当てに何千人もの参加者が列をつくっていて、そのほとんどが中高生の女の子って感じでしたね。
ただ、関係者からは『(ぷすは)周りの歌い手と不仲で避けられている』みたいな話も聞いたことがあって心配してたんです。そうしたらこんな事件が起こってしまったという感じで……」(同)
仕事でも成功を収め、順風満帆のはずだった矢野容疑者は、なぜこのような事件を起こしたのか。真相解明が待たれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班