荒んだ感情に蓋をしないと前に進めなかった

――『BOYS』など過去の作品のオマージュをするにあたって、当時の気持ちを振り返ったり、今の曲作りに反映することはありますか?

SOPHIA・松岡充
SOPHIA・松岡充
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30年間、時代が大きく変わる節目を実体験しながら、SOPHIAとして活動してきて。メディアも生活の環境も、周りの人も変わっていくじゃないですか。その荒波に揉まれて、怖さも味わってきた30年間だったので。

そのときそのときで、すごく心が荒んだし、投げやりになったし、孤独感もありましたね。その理由はひとつでははく、いろんな要因があって。ただ、そういった想いに蓋をしないと次に進めなかったんですよね。もういいや、全部やめだって言ったらそこで終わってたけど、そうはしなかった。でも、そのときの気持ちっていうのは、僕は消してないんですよ。