なぜか惹かれたデイリーヤマザキの魅力とは…

「家の近所はもちろん、地元に数軒しかなかったので、最初はもの珍しさから通っていたのですが、いつの間にかデイリーヤマザキに通うことがルーティンのようになっていました。ヤマザキパンさんの新作パンやスイーツの品揃えがよく、次の日の朝に食べるパンや、夜食べるおやつを買っていました。

今思えば、なぜあんなに熱心に足を運んでいたのかまるでわかりませんが、きっと何か不思議な魅力があるんだと思います。ちなみに今でもたまに地元にある徒歩30分くらいのデイリーヤマザキに通っています。こういうのは1人ならではの楽しみかなと思います。一緒にデイリーヤマザキを楽しんでくれる友人ってなかなかいないと思うので…」

□マスリバさんが惚れたデイリーヤマザキならではのラップに包まれたパン(□マスリバさん提供)
□マスリバさんが惚れたデイリーヤマザキならではのラップに包まれたパン(□マスリバさん提供)

最後に□マスリバさんに、自身の大学生活を振り返りつつ、今、友達ができなくて不安に思っている大学1年生たちへの言葉をもらった。

「自分はひたすら自由で気ままな大学生活を過ごしました。ただ、自由を謳歌しすぎて実りのあることが何もなかったかなと思います。それが何なのかは具体的にはわかりませんが、大学生にしかできないこと、大学生のうちにやっておいたほうがいいことがあるような気がします。充実はしていたと思いますが、本当にあれでよかったのか……と、正解は今でもわかりません。

まあでも、友達ができなくて悩んでいるなら、『ぼっちでも余裕で卒業できるから気楽に行こうぜっ!』と言ってあげたいですね。最初のうちに単位をバリバリ取っておくと3、4回(年)生のときに就活に専念できます。大学生活は4年で終わりますが、社会人は4年で卒業させてくれないので、就活はちゃんとやったほうがいいです」

多用な価値観が認められ、何を幸せと感じるかも人によって大きく変わってきた現代。1人で楽しめるコンテンツも増え続けている。「友達がいる=幸せ」という時代は、もはや固定観念なのかもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部