子どものための虫よけ成分の選び方

次に虫よけ剤選びですが、子どもに使用する際は成分を確認するようにしてください。
効果がある主成分はディートもしくはイカリジンです。小さい子どもには年齢制限や塗る回数に制限がないイカリジンのほうが使いやすいでしょう。

ディートに比べて効果が期待できる虫の種類は少なめですが、主要な蚊やアブなどの虫はカバーしているので普通に公園や野山で遊ぶ時はイカリジンでも十分効果が期待できます。

塗り方にも注意が必要です。スプレータイプを使う場合、そのまま使うと目や口に入ってしまうリスクがあるので、まず大人が手に付けてから子どもに塗るようにしましょう。できればローションタイプのほうがそのまま塗り込めることができるのでおすすめです。

虫よけを手指に付けると子どもが口に入れたり、目をこすって痛くなったりすることがあるので気をつけましょう。夏は子どもも日焼け止めを使用していると思いますが、虫よけは日焼け止めを塗った後に外側に塗布するのが効果的です(1)。

■虫よけ成分の特徴
●主成分:ディート
・年齢制限あり(6カ月未満の乳幼児は使用不可)
・6カ月〜2歳未満は1日1回
・2歳〜12歳未満は1日1回〜3回
・30%濃度のものは6〜8時間有効

●主成分:イカリジン
・年齢制限なし
・塗る回数に制限なし
・イカリジン15%濃度のものは6〜8時間有効

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出典:「マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK」