小さい子ほど刺されると強い反応に
夏は虫の活動が活発になり、子どもが虫に触れる機会が多くなる季節です。虫刺されは2~6歳の子どもに多く、大人より腫れやすいのが特徴。蚊、ブヨ、ダニ、ハチ、ムカデに刺されやすい傾向にあります。例えば蚊に刺されると、小さい子どもほど強い反応が出ます。そのため親御さんから「こんなに腫れて大丈夫ですか?」というご相談が多く寄せられます。
また、刺されても症状はすぐに出ず、翌日に赤く腫れているというケースもあり、親御さんが虫刺されと気づかず慌てて病院に駆け込むということもあります。
虫刺されの症状は5日〜7日で治癒しますが、掻きむしってしまうと、「とびひ」になってしまうことがあるので、予防とおうちケアをきちんと行いましょう。
虫刺されの予防ポイントは主に、服装に工夫する、虫よけ剤を使う、この2つです。
服装は黒い服を避け、Tシャツなどトップスはズボンの中に入れて虫の侵入を避けましょう。野山に入るときは薄手の長袖シャツ、靴下を着用し手足を露出させないように。ズボンの裾に靴下を被せるようにすると足元の虫よけ対策ができます。
また、むやみに藪に入って、ハチの巣には近づかないように。ハチに遭遇して慌てて殺虫剤やスプレーをまくと、かえって興奮させてしまうこともあるので気をつけましょう。