虫に刺されたときは冷やすのが基本

虫に刺されてしまったら、痒みを抑える処置をしましょう。虫に刺されたときは冷やすのが基本。冷やすことで知覚過敏の感覚を鈍らせ、血管が収縮することで毒成分の浸透を遅らせることができます。

まずは虫の針が残っている場合があるので、石けんなどでよく洗って流水で流しましょう。患部は氷嚢などでしっかり冷やすとかゆみが軽くなります。その後、抗ヒスタミン薬やステロイド入りの軟膏などのかゆみ止めを塗りましょう。

かゆみが強い場合には抗ヒスタミン薬の飲み薬が効きますが、使用する場合は病院に相談を。もし1週間以上患部の痛みや腫れが続く、かゆみが強くて掻きむしってしまっていたら、皮膚科か小児科を受診しましょう。

虫に刺された後、じんましん、ゼイゼイしている、めまい、嘔吐などアナフィラキシー症状を伴う場合には救急車を呼んで急いで受診してください。

また、小さい子どもは少ないですが、マダニに咬まれた場合は取り除かず、すぐに救急外来か皮膚科へ。服を脱ぐときにダニが付いていないかチェックしましょう。

子どもは大人より腫れやすい! 虫刺されの予防&おうちケアのコツ_c
きちんと洗って皮膚を清潔に保ちましょう。
出典:「マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK」