「恋愛トラブルではなかった⁉」
発表などによると2人は2月5日、斉藤さんを生きた状態のまま浜名湖に突き落として溺死させた疑い。
2月9日、釣り人の釣り竿に遺体が引っ掛かかったことから発覚した事件は、外国人コミュニティで「家族」と呼び合う仲間たちの間で起きた些細なトラブルから、殺人という最悪の結果にたどり着いた。社会部デスクが解説する。
「斉藤さんは2月4日午後7時ごろに『遊びに行く』と家族に言い残して外出し、浜松駅近くで友人と食事をするなどした後、5日未明にAさんの部屋で外国人コミュニティ仲間と合流した。
明け方になってから斉藤さんが仲間のバイクを借りて運転し、アパートに戻って停車する際に倒したことなどから言い争いになり、ケンカに発展。グループは飲酒して気が大きくなっていたこともあり、煽り合うようにして騒動がふくらみ、年長でリーダー格の堀内容疑者とCが暴行に加わり、その後、斉藤さんを車のトランクに押し込んで拉致、現場まで運んだとみられます。
県警は2月20日に5人を一斉に逮捕しましたが、17歳の3少年は年長者の２人に命じられるまま監禁の手助けをしたものの、斉藤さんを湖に突き落とすなどの殺人には関与していないと判断。拘留期限を迎えて主犯格2人のみを再逮捕した」
集英社オンラインは事件発生後、斉藤さんの交友関係の取材を重ね、主犯格の2容疑者や17歳の少年3人、グループの溜まり場となっていた部屋の借り主のAさんとの関係も突き止め、トラブルの詳細も報じてきた。斉藤さんの知人女性にあらためて話をきいた。
「パクられたのは堀内とC、Aちゃんの彼氏でもあるブラジル人のB、それに宇川クンの昼の仲間のDとEっていう日本人です。堀内のお母さんは一部のメディアに宇川クンとは面識がなく、トラブルの原因はAちゃんに横恋慕した宇川クンとBがもめたことみたいに証言していましたが、それは不正確だと思います。
堀内は宇川クンと何回も顔を合わせたことがあるし、Aちゃんはケンカの仲裁に入っただけで、男女の三角関係ということじゃないです」
こう切り出した知人は、事件当日の経緯の説明を始めた。
「これは現場にいた友達から聞いたんだけど、この日はもっとたくさんの人数で男女で集まってたんだよね。Dは4日の夜から宇川クンと街でメシを食ってから、みんなでAちゃんの家に泊まっていた。で、朝起きてから宇川クンがバイクでどこか遊びに行って帰ってきたときにＤのバイクを倒しちゃったんだよ。
それでDがキレて、宇川クンと取っ組み合いが始まったの。『やんのか？』『やってやるよ』って、最初はいつものノリというかジャレあうくらいだったんだけど、だんだんエスカレートしだして、それをAちゃんが止めに入ったの。宇川も周りが見えてなかったんだと思うけど、仲裁に入ったAちゃんを突きとばしたんだよね」
