松嶋菜々子、窪塚洋介、小栗旬のサプライズ出演は?
久しぶりに『GTO』を観て感じたのは、昨今の令和ドラマはツッコミどころが少なく整合性はあって“ちゃんとしている”のだが、逆にちゃんとしすぎていて“小さくまとまっている”作品が多いということ。
先ほど挙げた鬼塚のスタンスの矛盾など、最近のドラマの主人公なら「キャラ崩壊だ」と糾弾されそうなものだが、そういった辻褄が合わない大味なところこそ『GTO』の魅力。主人公の豪快すぎるエネルギーにただただ飲み込まれて、当時の視聴者たちも現実のイヤなことが頭から吹っ飛んでいたことだろう。
だから新作『GTOリバイバル』でも、コンプラを過剰に気にする“令和脳”の細かい指摘なんかは気にせずに、ツッコミどころだらけでもダイナミックな作風に仕上げてほしい。
先行公開されている予告ムービーでは鬼塚がチェンソーを持っている姿があるので、ハンマー壁破壊のような衝撃シーンの再来も期待できそうだ。
また、当時の『GTO』はのちに反町と結婚する松嶋菜々子がヒロイン役で出演しており、ほかにも窪塚洋介や小栗旬らも生徒役で出演していたので、『GTOリバイバル』には松嶋、窪塚、小栗らのサプライズ出演の可能性もある。
反町・松嶋夫婦は昨年11月のCMで共演を解禁しているし、同じく昨年11月に窪塚がInstagramで反町・小栗とプライベートでのスリーショットを公開しているので、『GTOリバイバル』出演の布石とも考えられるからだ。
――放送当時24歳だった反町も現在50歳。
倍の年齢になっているものの、昔のイメージを一切損なわない、かっこいい存在でい続けていることも、今回の新作実現につながったのではないだろうか。
20代の頃と変わらず若々しいという意味ではなく、アラフィフなりのビジュアルになってはいるが、円熟味がありながらもヤンチャさを残しており、最高の歳の取り方をしている。
『GTOリバイバル』は、鬼塚が再び問題だらけの高校に教師として赴任するストーリーのようなので、最強のイケオジとなった反町が演じる鬼塚が、令和の高校生たちにどうぶつかっていくか、楽しみでしかない。
文/堺屋大地