送料無料でお急ぎ便が利用可能で、映画・アニメの視聴から音楽・本まで楽しめる「Amazonプライム」。日々の買い物からちょっとした娯楽まで楽しめるので、もはや日常生活に欠かせない存在になりつつある人もいるだろう。
あまりの便利さゆえ、1000円の年会費値上げだからといって退会するユーザーはさほど出てこないと考えられる。とはいえ、これを契機にAmazonプライムのサービス性を見直し、別のネットショッピングサイトに乗りかえを検討している人もいるだろう。そこで節約アドバイザーの和田由貴氏とともに、商品の品揃えやサイトの見やすさなど、Amazonと違う特徴を持つサイトを検証していきたい。
お得にポイントを貯めるなら国内の雄「楽天市場」一択!?
国内のネットショッピングサイトの雄として真っ先に思い浮かぶのが「楽天市場」だろう。
「国内発のECサイトのなかで最大規模を誇る楽天市場は、Amazonに比べると商品ラインナップの質がいいのが特徴。というのも、Amazonは審査が簡単で誰でも簡単に出品できる分、大手のみならず個人や零細業者など身元がよくわからない出品者もいるので、商品の質のバラつきが激しい。ですが楽天市場は出店料、システム利用料が高く、怪しいストアや出品者が参入しづらいマーケットが出来上がっており、比較的安心して買い物ができるようになっています。
ただしUI(ユーザーインターフェース)がいまいちで、“スーパーマーケットのチラシ”と揶揄されるほどごちゃごちゃしたつくりになっていると苦言を呈す人も多く、個人的にもそのUIに関してのマイナス点は否定できません。
ただ、すべての商品に対応しているわけではないですが、『同じ商品を安い順で見る』といったボタンがありまして、クリックすると価格順で表示してくれるんです。ですから同じ商品だけど出品ストアが多くて選ぶのが大変というときには、わりと便利かもしれませんね」(和田氏、以下「」内コメントは同)
さらに「楽天ポイント」がお得に貯めやすくなるのも楽天市場最大のメリットだ。
「楽天市場では、ポイントが最大15.5倍にまでアップする『SPU(スーパーポイントアップ)』という制度を設けています。たとえば、『楽天カード』で買い物、『楽天トラベル』で月1回5000円以上支払うなど楽天のサービスを利用することで、段階的にポイント還元率が上がる仕組みとなっていて、Amazonと比較するとかなり効率的にポイントを貯められるんです。
ほかにも楽天所属のスポーツチームが勝利するだけでポイント最大3倍、日付に0と5が付く日に楽天カードを利用するとポイント最大5倍などキャンペーンが多いのも魅力。そういったポイントは期間限定のケースが大半なので注意が必要ですが、ポイントの貯まりやすさはAmazonより楽天のほうが圧倒的に上でしょう」