Ultraのディスプレイはさらに明るくなった

最後にUltra 2について触れておきましょう。

S9チップは電力効率が高く、その余力をディスプレイの最大輝度に使うことで、Series 9ではディスプレイ最大輝度が2000ニトまで明るくなっています。一方、Ultra 2では最大3000ニトに対応。強い陽射しの下でも、画面が見やすくなっています。

またバッテリー性能も改善され、Ultra 2は「低電力モード」を選択すると、従来の最大60時間からさらに伸びて、最大72時間のバッテリー持ちを実現しました。

Apple初のカーボンニュートラル製品「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」をひと足先に体験! 指先タップだけで操作できる画期的機能の実用性は?_04
画面がさらに明るくなったApple Watch Ultra 2。多くの情報を一度にチェックできる新しい文字盤「モジュラーUltra」が提供される

Ultra 2については、初代モデルで採用した非再生チタニウムのケースから、95%再生チタニウムに変更。再生素材を30%以上含むアルパインループとトレイルループを組み合わせると、カーボンニュートラルな組み合わせになります。

watchOS 10の新機能であるメンタルヘルスケアのセルフチェックなども含めて、ますます使いやすくなるApple Watch。2023年の新モデルは、その使いやすさが確実に実感できるスマートウォッチになったといえそうです。

新Apple Watchシリーズはすでに予約開始されており、9月22日(金)に発売となります。iPhone 15/Proシリーズと合わせて、その進化をぜひ味わってみてください。


文・写真/山本敦