叔母の元夫は「身内を手にかけるなど
決してやってはいけないこと」
また、宮本被告が叔母と共に経営していたゲストハウスでは看板が外されたという。
「置屋は、あれから入れ替わりもなく潰れたまんまやな。そこから目と鼻の先にあるゲストハウスはまだやってますわ。建物の左下の営業者などが書かれたプレートには叔母さんの名前が書いてあるんで、まだ親族がやってるんだと思いますよ。宿の名前は変わっていたので、やっぱり事件の影響があったんでしょう」
そもそも宮本被告は叔母に可愛がられて育った。
宮本被告の同級生はこう振り返る。
「子供の頃から叔母さんがいい人だってエピソードは宮本からちょくちょく聞いていました。ここ数年は叔母さんの支援でいろいろと仕事をしていたし、尊敬や信頼の感情こそみえましたが、憎んでるとか劣等感みたいなものは一切感じなかったですね。
最近は高級なお店とかにたくさん行ってたみたいですけど、昔は皆で普通の居酒屋で飲んでたんですよ。贅沢三昧したいために叔母さんにタリウム盛ったということでしょうか…。ちょっとまだ信じられないですね」
宮本被告には妹がいるが、事件後はSNSも閉鎖したようだ。
妹の友人が語る。
「一希さんにも妹にも子供がいて、事件が報道されるまではよく2人の家族が連れ立ってランチを楽しむ姿などを投稿してましたよ。今回の事件の被害者になってしまった叔母さんとも、元気なころは海外で一緒に水泳などをしたというような投稿もしていました。
しかし、妹も事件の直後からSNSのアカウントを削除してしまいました。一族みんなが仲良しなんだなと思わせる投稿が多かったので、事件の報道を受けて心配していたのですが。今は彼女も含めて、どう過ごしているのかまったくわかりません」
今も意識不明が続く叔母の元夫は集英社オンラインの取材にこう答えた。
「警察はちゃんと調べて、証拠と根拠をもって再逮捕したのでしょうから、やっぱりそうだったのか、と思ってしまいます。3月の事件報道直後は彼女の周辺の方たちとも連絡を取り合っていましたが、このごろは連絡も取り合ってないので彼女の近況についても聞いておりません。
一希君に対して今、何を思うかと聞かれると、怒りや許せないというより、もう関わりたくないという気持ちのほうが強いです。身内に手をかけるなど決してやってはいけないことです。彼女には今でも元気でいてほしかった、幸せでいてほしかったと思っています。
一希君がなぜそんなことをやったのだろうと考えてみると、理由はやっぱりお金だったんでしょうね。普段、彼女はそんなに一希君の話はしませんでしたが、彼女が目をかけてビジネスの世界に引っ張ったのでしょう。残念です」
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班