需要がある限りは頑張りたいです
――単行本化にあたって20ページを描き下ろされていますが、大変だった点はありますか?
単純に量を描くことに慣れていなかったので、物理的には大変でした。でも、男の子と女の子が中学や高校で再会する第1章のエピソードは、3~4つ目に投稿するマンガを描きながら二人のことについて掘り下げておこうと思った時に考えていた内容なんです。なので、単行本のお話をいただいた時にはやっと描けるんだって、すごくうれしかったですね。
第5章の結婚後の二人の話も、自分が妊娠していた時や子どもが幼稚園に通っていた頃を振り返って、子どもがどういう時に泣き止むか思い出したり、夫と「折り紙ってけっこう難しいよね、忘れちゃってるよね」なんて話した思い出から生まれたエピソードだったので、わりとスムーズに描くことができました。
――今後はどのような作品に挑戦したいですか?
『2歳差の幼なじみ』に関しては、よく読者の方から「結婚するまでの二人が見たい」と言っていただくので、需要があるのであればそこは絶対に描きたいです。もともとTwitter主体で描いてきたこともあって、悩んだ時や迷った時は読者さんのコメントに流されながらも(笑)、すごく参考にさせていただいてます。
SNSにはステキなマンガがあふれていて、憧れる作風もたくさんあるんですが、自分的には今後も男の子と女の子っていう二人のキャラクターがどういう恋愛をするのかをおだやかめな展開で描いていけたらいいなと思っています。