アパレルコラボは「ブランドの姿勢を変えたかった」

公式オンラインショップの販売以外にも、これまで「BEAMS(ビームス)」や「niko and...(ニコアンド)」「coen(コーエン)」といった数々の有名アパレルブランドが、ドムドムハンバーガーとのコラボアイテムを販売してきた。

一方、こうした取り組みに対して、社内では反対の声もあったという。たとえば、2019年6月に「FRAPBOIS(フラボア)」からドムドムハンバーガーのコラボ商品が発売されたが、藤崎氏はそのときのエピソードを次のように話す。

「最初にFRAPBOISさんからコラボしようとお声がけいただいたとき、実は社内からはすごく反対されたんです。『ハンバーガー屋が洋服作ってどうする!』と。たしかにその通りだと思ったのですが、それでもチャレンジしたい理由が2つありました。

1つは、『お客様を待つ』という従来の姿勢を変えたかったから。もう1つは、マスコットキャラクターである『どむぞうくん』を商品にしたとき、どのようにブランドが認知されていくのか知りたかったからです。また、独自でいきなり商品展開するのは難しいですから、とても良い機会だと判断しました。結果として、これをきっかけにさまざまなブランドとのコラボが広がっていきました」(藤崎社長)

Z世代のファンも急増中。オリジナルグッズも絶好調な「ドムドムハンバーガー」が、“絶滅寸前”から復活できた理由_7
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2019年に展開されたアパレルブランド「FRAPBOIS」とのコラボ商品
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2022年に展開されたアパレルブランド「coen」とのコラボ商品