プロゲーマーの夢を追ってユニクロを離職
――その後はユニクロに入られたんですよね。配信で障がい者の同僚との話もされてましたね。
ユニクロで3年くらい働きました。めちゃくちゃ楽しく働きました。
仲良くしてたのは、こずえちゃんですね。身体障がい者の方で、半身麻痺でうまくしゃべれないんです。しゃべるのも時間かかるし、聞き取るのも時間がかかるから、店でもしゃべる人もほとんどいないし、ご飯もこずえちゃんとだけ一緒に行かない雰囲気になっていて。そういうのが嫌いだったんで、私はご飯食べに行こうよと誘って、仲良くなってユニクロの内情とかを聞いたりしてました(笑)。
私はいじめっ子だったこともあるので、すべてのものに優しいわけじゃなくて。ただ障がいが理由で、その人が酷い目に遭ってるのは見たくないんです。
――ユニクロで働いている頃は、ゲームの腕前はどうだったんですか。
その頃にはだいぶ強くなって、有給を使って大阪や東京に遠征とかもしてました。そこで顔を売ったりオフ会に出てたりして、ちょっと男漁ったりとかしましたね(笑)
その時は黒髪ロングで化粧っ気もあんまりない、田舎っぽい感じの外見だったんですけど、そういう女の子の方がなんか逆にモテたりするじゃないですか。「俺でも相手にされそう」って。だからモテましたよ。
ユニクロで働いてる時に、大阪で鉄拳のプロゲーマーの募集があったんです。それに応募して受かって、プロゲーマーになりました。
ユニクロは本当は辞めたくなくて、兼業ができないか相談したんですけど、それは無理って言われて。当時のユニクロの店長には「何、プロゲーマーって?」とめちゃくちゃ引き止められましたけど、「私は夢を追います」といって辞めて。店長は「はあ?」ってなってたと思います(笑)