「アイドルを目指していた」わけではなくて
「アイマスに出たい」がきっかけ
――星街さんは「歌手」であり、ホロライブ所属の「アイドル」でもあります。なぜ、アイドルという道を目指されたのでしょうか。
アニソン歌手とか声優さんへの憧れを持っていたのですが、そのきっかけがデビュー前からハマっていたアイドル育成ゲームの『アイドルマスター』シリーズでした。
特に好きだったのが、2011年からサービスが開始されたソーシャルゲームの『アイドルマスター シンデレラガールズ』で、そこに出てくる高垣楓というキャラに惚れ込んでいまして……。
だから、厳密には“アイドルを目指していた”わけではなくて、“アイマスに出たい”と言ったほうがいいかもしれません。私はバーチャルな存在ですが、好きなアニメの登場人物として出られるわけではないので、現実的な方法として、アニソン歌手や声優さんを目指していました。
――星街さんのなかで、歌手とアイドルの魅力の違いは?
う〜ん、歌手というのはひとつの作品を作る職人的な部分が大きな特徴に思えますが、アイドルはひとつの作品を超えて“存在自体”がコンテンツになるお仕事という気がします。
だからこそファンの人はアイドルの一挙手一投足に熱狂してくれます。それってほかの仕事ではなかなか得られない経験ですし、それだけファンと日々多くのコミュニケーションが取れると思うのですよ。
私自身、歌手的な要素の強いお仕事と、アイドル的な要素が強いお仕事の両方をさせてもらっているので、その違いを日々感じます。