コロナも収束が近づいて『さあこれから』ってときに…

また、AV業界関係者の一人はこう証言する。

「あそこのビルは元々ビデオボックス関連で、SODさんが秋葉原でオープンした『女子社員酒場』が成功したので『歌舞伎町でもやってみてくれ』と請われてやり始めたんです。風営法の話は前から検討していたはずなんですが、許可を取るのは結構大変なので、放置してしまっていたんでしょう。

AV業界は今、昨年6月に施行された新法(AV出演被害防止・救済法)もあっていろいろ大変なんですよ。コストばかりかかるし、女優が途中でNG出してお蔵入りになった作品もたくさんある。『SOD LAND』もコロナのときに営業を始めたので、客の入りも全然で、『さあこれから』ってタイミングで摘発された。社長の井口さんは一昨年5月に就任したばかり。気の毒といえば気の毒ですね」

しかし、歌舞伎町の近隣のキャバクラ店経営者はこう警鐘を鳴らす。

「無許可で営業を続けてたら、そりゃ手入れが来ますよ。実はウチも何年か前にやられたけど、そのころから警察は『次はガールズバーをやりたい』とずっと言ってたから、狙われたんでしょう。2年前くらいに人気ユーチューバーが宣伝して有名になったキャバクラも、何回か注意されたのを無視して摘発されましたからね。コロナが明けて警察の取り締りも本格的になったということでしょう。うちらも気を引き締めなければと、ヒヤヒヤしてますよ」

歌舞伎町をざわつかせた摘発当夜はどんな状況だったのだろう。

「3月14日の午後11時少し前だったと思います。ビルの入口を囲むように刑事さんぽい男性が4人くらい立っていて、自動扉は開きっぱなしでした。営業時間中なのに店内の照明もついておらず、入口の奥でもう1人の男性がゴソゴソと何かモノを運んでる様子でした」(近隣カラオケ店スタッフ女性)

「赤ちゃん言葉で哺乳瓶を飲ませてもらい、孫の手で股間を…」エロすぎた大人のテーマパークSOD LANDの社長が逮捕!「警察はガールズバーを摘発したいと以前からいっていた」過去には何度も注意・指導も…_2
3月15日、中野の本社ビルにも捜査がはいった

近くのバーで働く30代の男性スタッフはこう語る。

「SOD LANDの女性従業員に『23時から25時までは深夜営業やってます!』と聞いたことがあるので、だいたいは日付をまたいで営業していたのは間違いないですね。風営法の適用を受けると24時過ぎの接待営業はご法度になりますから、それもあって無許可で続けていたんでしょう。

お客さんは20代から60代の男性が中心ですが、最近はAV女優推しの女の子もいるので、若い女性客も少しはいたみたいですよ。オープン当初は列をなすほどの人気だったけど、コロナの影響かすぐに客足が落ちて、最近は週末やイベントやってるときぐらいしか賑わってる様子はなかったですね。

従業員はAV女優、風俗嬢、エロい素人の子って感じで、みんなエロい話してくれるし、男が行けば絶対楽しいと思いますよ。特にオプションが面白くて、地下1階でウーロンハイを頼むと孫の手を使って客の乳首とか股間を弄ってきたり、栗の入ったハイボールを飲む時に栗を弄ったら女の子が感じる演技してくれたり。

他にも『スペシャル』というお菓子メニューを頼むと、2人入るのがやっとという奥の狭い個室に連れて行かれ、アクリル板越しの女の子が胸や尻を強調しながら棚の上のお菓子を取ってくれて、その後チェキが撮れる、っていうのもありました。3階は割と有名なAV女優とお酒を飲みながら話せるフロアで、オプション次第ではいろんなサービスもありました」