やっとタオルだけで飯が食えるようになったけど、もっと売れたい
――数年前には温浴施設のスタッフですら馴染みのなかったアウフグースですが、ものすごいスピードで進化していますよね。
1年というか数か月ごとに変化してますね。サッカーや野球、音楽やお笑いは生まれたときからありましたけど、アウフグースはまったく新しいエンタメであり、スポーツだと思うんです。
サウナ業界もここからさらに成長していくと思います。すでに化粧水のメーカーにスポンサーになっていただいていますが、アウフギーサーのタオルやユニフォームに広告がついたりすれば、どんどんサッカーや野球に近付いていくと思います。
――それは夢がありますね。
僕はやっとタオルだけで飯が食えるようになりましたが、もっと売れる必要がありますね。感覚としては黎明期の頃の YouTuber のイメージ。僕も含めて、誰かがアウフグースでめちゃくちゃ稼ぐようになったら、アウフギーサーが憧れの職業になるはずです。
結婚のあいさつに行ってアウフギーサーと名乗ると、彼女のご両親に安心してもらえるくらいまで社会的地位を上げたいですね(笑)。まずは僕がサウナ界のキングカズとか、ヒカキンさんのような存在になって、子供たちに夢を見せたいです。
昨年の大会では優勝できなかったですけど、周りには「僕は1位になるまで出続けるからね」と言っていますから(笑)。プレイヤーとしてももっともっと精進していきたいです!
――いいださんのお話を聞いて、こちらまで元気が出てきました! アウフグースを受けていないのに整った気分です(笑)。
うれしいです! 人を癒すためにアウフグースをやっているので。ゆくゆくはサウナも必要なくなってくるかもしれないですね(笑)。
撮影/雨宮太郎