病院に信者が集まり輸血を受けさせないよう説得

【エホバの証人】「パパぁ、むちしないでぇ」元信者のジャーナリストが語る“宗教虐待”の衝撃実態と教団が「輸血の拒否」「むち打ち」をやめない理由_4
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私が知る限り、組織の人間が輸血を勧めることは絶対にない。また「圧力もない」と述べているが、実際に輸血が必要になるケースでは、その病院に信者たちが続々と集まってくる。そして輸血を内容受けさせないよう信者や医師に求めるのである。

ちなみに亡くなった荒木大君のケースでは、父親が数多くの信者たちに、彼らの用語でいえば“励まされて”いた。

エホバの証人が輸血拒否の根拠としているのは、旧約聖書のレビ記17章に「血を食べないように」と書かれているからである。だが一方で、イエスは新約聖書のマルコによる福音書7章で次のように述べている。

「あなた方も彼らのように悟る力がないのですか。外から入っていくものは何一つとしてその人を汚すことができないことに気づいていないのですか。それは、その人の心の中にではなく、腸の中に入って行き、それから下水に出ていくからです。人から出て来るものが人を汚すのです。内側から、つまり人の心から、害になる推論が出て来るのです」

この言葉を字句通りに取れば、外から入ってくるものは、たとえそれが血であっても、人を汚すことなどできないはずである。イエスは何を言いたかったのか、エホバの証人は深く考える必要がある。