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「今だけはVTuber界を背負っている……」
「THE FIRST TAKE」で感じた重責

星街すいせいは、3月27日時点でYouTubeのチャンネル登録者数182万人、Twitterのフォロワー数125.8万人という、驚異の人気を誇るバーチャルYouTuber、通称“VTuber”だ。

VTuberとはバーチャルアバターで活動するYouTuberの総称であり、近年爆発的な人気を博している。なかでも、カバー株式会社のVTuberグループ「ホロライブ」は、国内外問わず熱狂的なファンを持つ。

そんなホロライブ所属の彼女の名をファン以外にも知らしめたのが、1月20日に「THE FIRST TAKE」で公開された『Stellar Stellar』。

VTuberの出演は史上初ということもあり注目が集まったが、彼女の透明感と艶っぽさのある歌声はまたたくまに世界中を魅了。動画は公開からわずか2日で473万回再生、3月27日時点で1017万回再生という驚異的な記録を叩き出したのだった。

「THE FIRST TAKE」出演で話題のVTuber界の歌姫・星街すいせい「本番当日は必死に眠気とたたかってました…」「近づけないのが悔しい」と初めて明かす思いとは_1
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――まさにVTuberという文化の魅力をグッと広めた星街さんですが、「THE FIRST TAKE」への出演はどのようにして決まったのでしょうか。

私からカバーのスタッフさんに「THE FIRST TAKE」のパロディ動画を作ろうと提案するくらい、もともととても興味があったんです。でも、「今パロディは待ってください!」と言われて。それから「もしかして……」と思っていたところ、本当に「THE FIRST TAKE」の出演が決まったんです。

――そのときの率直な心境は?

もちろんすごくうれしかったですよ。でも同時に、本番はまだ先なのに、そのときからかなり緊張していました。大舞台での一発撮りということの緊張もあったのですが、それよりも「THE FIRST TAKE」に初めて出演するVTuberという役回りがプレッシャーでしたね。微妙な結果になってしまったら「VTuberってこんなもんか」と思われちゃうじゃないですか。
こんな言い方はおこがましいかもしれませんが、「今だけはVTuber界を背負っているんだ……」という気持ちだったんです。

第一弾の熱冷めやらぬ2月1日には、第二弾『みちづれ』も投稿され、こちらは3月27日時点で再生数469万回と話題に。