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教養・カルチャー 2023.04.21

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産…鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生

裁判傍聴の先輩後輩関係の北尾トロ、高橋ユキによる大盛堂書店での『人生上等!未来なら変えられる』の刊行記念イベントレポート後編は、主人公、廣瀬伸恵に迫る。二度の服役経験がありながら更生して建設請負会社を経営し、“協力雇用主”として刑務所出所者を雇い続けている彼女の激しすぎる半生と、夢とは(前後編の後編)。

  • 北尾トロ
  • 高橋ユキ
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前編 〈刑務所出所者を雇用する社長〉栃木のレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長は、いかにして刑務所出所者たちの“聖母”(マリア)となったのか?

覚せい剤の売人として二度服役

昨今の人口減少もあり、犯罪の認知件数や検挙者数は減少しているが、一方で高い値をキープし続けているのが再犯者率だ。「犯罪白書」によれば令和3年の刑法犯の再犯者率は48.6パーセント。また「一度刑務所に入った者が再び刑務所に入った」割合を表す「再入者率」も、男性は57.0パーセント、女性は48.1パーセント(令和3年)。受刑者の約半数は、複数回の服役を経験していることになる。

いっぽう、再犯や再入所を防ぐために重要なもののひとつが仕事の有無だといわれている。実際、法務省が公表している資料によれば、刑務所再入所者のうち、再犯時に仕事がなかった者の割合は約7割である。

出所後の就労をバックアップするために法務省は協力雇用主を募っている。協力雇用主とは、刑務所出所者など、犯罪や非行に走った人を雇用し、または雇用しようとする事業主のことだ。協力雇用主に対しては国もさまざまな支援を行なっている。

ノンフィクション作家、北尾トロによる新刊『人生上等!未来なら変えられる』(集英社インターナショナル)は、そんな協力雇用主が主人公だ。かつてレディース暴走族の総長をつとめ、二度の服役経験がある建設請負会社社長の廣瀬伸恵である。本書を執筆するきっかけは、協力雇用主による求人情報誌『Chance!!』(2018年創刊)に求人広告を出した廣瀬を、北尾が取材したことだった。

栃木に生まれた廣瀬は中学二年のころに家出し、鬼怒川温泉のコンパニオン、暴力団員による監禁を経験する。その後レディース暴走族『魔罹啞(マリア)』を結成し、組織を大きくしたが、覚醒剤の売人となり、二度服役。だが二度目の服役中に獄中出産すると、子どものためにと、がらりと生き方を変えた。出所後に建設請負会社を立ち上げ、今では出所者を積極的に雇い入れている。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_1

栃木最強を誇ったレディース暴走族「魔罹唖」で初代総長だった廣瀬さん(前列右・写真は廣瀬氏提供)

3月4日に東京・渋谷の大盛堂書店にて開催された刊行イベントでは、著者の北尾トロの傍聴界の後輩であるライターの高橋ユキが、協力雇用主となるまでの廣瀬の半生を聞いた。

「寂しさ」と「犯罪」の関連性

北尾 廣瀬さんの会社は現在、社員40数名かいるんですけど、8割以上は出所者ですし、廣瀬さん自身もそうです。

高橋 廣瀬さんは覚醒剤取締法違反でも、使用ではなく、売人をやっていたんですよね、栃木界隈で。

北尾 そうですね。彼女は中学入学と同時期に荒れ始めて。でも根っこは、別に貧困とかではないんです。比較的裕福な家の人なんだけど、まあ、寂しいとかそういうことですね。

高橋 寂しさって犯罪とすごい関わりありますね。

北尾 うん、関わる、関わる。あとは廣瀬さんは1978年生まれで、中学上がるときは90年ぐらいじゃないですか。当時の栃木にはまだヤンキー文化があった。学校もまだ荒れてて。それに憧れて、髪染めて、制服も改造して学校に通っていた。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_2

北尾トロ氏

高橋 でもそうすると先輩に目をつけられますよね。

北尾 「髪を黒くしろ」とか「服を普通にしろ」とか言われ、断ると殴られ蹴られ、という日常が始まった。だけど廣瀬さんは気が強いから、言うことを聞かないわけです。なので学校が終わると、毎日のように暴力を受けて。そのうちだんだん学校に行かなくなり、同じように昼間からブラブラしている他校の生徒とつるんで遊ぶようになって、荒れていくんです。もうそこからはね、まあ読んでいただくのが一番いいんですけど、怒涛のごとく……。

高橋 すごい波瀾万丈の人生ですよね。

北尾 廣瀬さんに2〜3時間、話を聞いて、「えーと、廣瀬さん、今、何歳の話でしたっけ」って聞いたら「いや、まだ14歳」とか。濃厚ですね。それがやっぱり僕はもうビックリだったんです。僕なんかは平々凡々に育って、ヤンキーにもならなかったので、裏社会や犯罪にもあまり縁がなかったわけですね。だから世代も全然違うとはいえ、もうビックリの連続で。

高橋 この本で、写真家の中川カンゴローさんと一緒に取材をしている理由は、その「ビックリ」とも無関係ではないんですよね。

北尾 そうです。僕は裁判所でいっぱい傍聴してきて、いわば耳年増みたいになってるわけですよ。だから、大事なことを聞き流しちゃうことがあるんじゃないかなというのと、こういう世界があるってことをリアルに知らないような人にこそ読んでほしいと思ったときに、その人たちに分かる言葉で書かないと読んでもらえないなと思って。あとはやっぱり、話がすご過ぎて漫画みたいなんです。例えば僕が話を聞いて、家に帰って、うちの奥さんに「今日こんなんだったよ」って話しても、出来過ぎてると言われてしまう。だから、これは写真で記録して、実在するんだってことをちゃんと見せないとダメだなと。

覚醒剤を売って稼いだ金で、「みんな、ホスト行くぞ」

高橋 そんなわけで写真がたくさん掲載されているんですね。

北尾 そうです。昔の写真もたくさん借りて。中学生で鬼怒川温泉でコンパニオンをやっていたころの写真も載せています。そのコンパニオン時代の源氏名が「明美」。廣瀬さんはそれをなぜか気に入って、今も使ってる。

高橋 レディースの『魔羅啞』は廣瀬さんが立ち上げたんですよね。

北尾 初代総長なんですけど、ものすごい愛着を持っている。『魔羅啞』の後輩や仲間たちに……いい格好するために悪いことをしてたみたいなところがあって、覚醒剤を売って稼いだ金で、「みんな、ホスト行くぞ」みたいな。もともと持ってる気の強さも含め、リーダーのタイプというか、人の下にいるタイプではなかったと思うんだよね。裁判で懲役5年が言い渡されても、傍聴席を埋めている後輩たちに笑顔で軽く手を振ったり。心ではもう怖くて怖くて泣いてたんだけど。

高橋 そして出所後、ふたたび覚醒剤の売人になり、二度目の服役となってしまう。そのとき、当時の交際相手との間にできた子を獄中出産したことが、彼女の人生観を変えるくらいの大きな出来事だったように思いました。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_3

北尾 手錠に腰縄をつけたまま出産して、産んですぐに赤ちゃんの顔を見ますよね。対面はほんの数分で、すぐ引き離されてしまった。そうすると、そこで初めて「もう自分1人の人生じゃないんだ」、「もう私が変わらないとダメだ」っていうふうに思ったらしいのね。

高橋 その後出所して地元に戻るけれど、過去の“明美”の存在を知られているから、なかなか雇ってもらえない。そういう中で、建設請負会社を立ち上げたんですよね。

北尾 そう、当時の彼氏と一緒に作って。人を雇ってというふうに広がっていったよね。

高橋 雇った人を住まわせたり、ご飯をふるまったりとかするようになりますが、こういう面倒見の良さは、出所者にはすごく嬉しいんじゃないかなって思いました。彼らが寂しい思いをしてきたからとか、あんまり家族でご飯食べてなかったとかってこともあるのではないかと。

北尾 まさにその通り。だけど事務所を作ったけど、相変わらず明美(廣瀬)の評判は悪いわけです。誰も人を紹介してくれないし、普通に求人広告出しても来ない。自主的に出所者の雇用を始めるんですけど、そんなときに『Chance!!』が創刊された。「『絶対にやり直す』という覚悟のある人と、それを応援する企業のための求人誌」。

高橋 この創刊第2号に求人広告を出すようになってやっと会社に人材が集まり始めたんですね。

廣瀬さんの「夢」とは

北尾 廣瀬さんは出所者を迎えに行くんですよ、自分の車を運転して。そこにも同行させてもらったことがあるし、廣瀬さんにも迎えに行く理由を聞いたことがあるんです。すると、まず、そういう人たちはほとんど出迎えの人がいないんだと。「家族も友達も誰も迎えに来なくて、それは寂しいでしょう。出た時に誰かいたら嬉しいよね」というのがまず一点。もうひとつは、逃げないように。いきなり飛んじゃう人がいる。あとは、出所したらすぐに働けるわけじゃなくて、いろんな手続きがあるんですね。それで一緒に役所回りをするわけ。しかも廣瀬さんの自宅は土地がそこそこ広くて、プレハブをいっぱい建てて、住まわせている。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_4

「従業員とうまくやるコツは胃袋つかむこと」と話す廣瀬さん。料理をしながら、トラブル処理の携帯も手放せない社長業

高橋 廣瀬さんが身元引受人になってるってことなんですね。

北尾 そうそう。だからしばらく目の届くところで生活しないといけない。「申し訳ないんだけど、プレハブで我慢してね」ってことで。そんな廣瀬さんが取材を通じて一貫してたのは、隠し事をしないということ。本を作るにあたっては、もちろん「自分以外の人については仮名にしてあげてください」ということはあったけど、自分のことについては全部書いていいと。あと、会社で話を聞いている時、社員との接し方を見ていても、もちろんタメ口だし、思ったことを全部言うんですよ。「お前のこういうとこがダメなんだ」とか。相手も言い返したりするんです。でも、それも、絶対仲直りできるっていう思いがすごくあるんです。騙されたり、裏切られることもあるんだけど、それよりは相手を疑って、切り捨てることをしたくない人なんだろうなと思いますね。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_5

廣瀬さんが立ち上げた建設会社は堅実に業績を伸ばし、地域にも密着してきた

高橋 普通の社会だとなかなか難しいことですよね。一回何かあって前科がつくと、信頼されないという世の中だから、大変だなと、いつも思います。

北尾 廣瀬さんが唯一すごく嫌がるのは、僕が廣瀬さんを褒めること。「世のため人のために、すごいね」と言ったら、そうじゃないんだと否定されたんだよね。自分のためにやったら、たまたま途中からそうなっていったんだと言うんです。自分がかわいいし、威張りたいし、目立ちたいし、ミーハーなとこがある人間が、働き手がいないから困って始めたことで、後追いで制度を知って。それで、あ、自分みたいな過去を持つ人でも人に喜ばれるとか、役に立つことができるんだって気づいて、そこで、自分の生きる道が見つかったと思って、迷わずズンズン進んでいるわけです。だから「ただのいい人みたいな書き方はちょっと勘弁してよ」みたいなときはあったね。

高橋 読んでいるとそんな感じは、確かにします。

北尾 ただ、廣瀬さんが取材の終盤で「夢がある」って言いだしたんだよね。それまで一切夢を語らない人だったんですよ。聞くと、出所者が一時的に住めるような施設を運営したいんだと。そこまで聞いて、第一稿を書いたあと、廣瀬さんから電話がきて「物件を買った」って言うんだよ。施設にできるようなビジネスホテルを購入したの。本はそのあたりで終わっているんだけど、先日会ったら、もう内装も済んで、準備が整ったみたい。施設の名前はまだ決まってないみたいだったけど。

高橋 『マリア』にしたらいいんじゃないですか。

北尾 いいね、いいね。いいねぇ、それは。

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_6

構成/高橋ユキ 撮影/中川カンゴロー

創刊5年。日本初の少年院・刑務所専用求人誌『Chance !!』編集長が語る再犯の現実

〈刑務所出所者を雇用する社長〉栃木のレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長は、いかにして刑務所出所者たちの“聖母”(マリア)となったのか?

人生上等! 未来なら変えられる

著者:北尾 トロ

暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産……鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生_6

2023年2月3日発売

1,980円(税込)

四六判/244ページ

ISBN:

978-4-7976-7423-1

過去は変えられないけど、未来なら変えられる!
レディース暴走族『魔罹啞』の総長は、刑務所出所者たちのマリアになった。
二度の服役経験がある建設請負会社社長、廣瀬伸恵の激動の痛快半生を描く。

映画やドラマを上回るようなスピードで悪の道を突っ走った彼女は、中学2年生で家出、温泉街のコンパニオン、ヤクザによる監禁を経験する。その後レディース暴走族『魔罹啞』を結成。暴力もいとわず組織を大きくした。
やがて覚せい剤の売人になり二度服役。だが二度目の服役中に獄中出産すると、子どものためにと、がらりと生き方を変えた。
ところが、まっとうな仕事をしたくても、職場で素性がばれると居場所がなくなる。ようやく受け入れてくれたのは、建設業界。やがて建設請負会社を起業し、さまざまな出会いにも恵まれ、刑務所の出所者を雇用するようになる。
裏切られることも多いが「私は決して見捨てない」と、従業員のために寮を確保し、毎日ご飯をつくる。いまでは従業員のほとんどが出所者だ。
長年裁判傍聴を続け、犯罪者に慣れている著者の北尾トロにとってさえも、廣瀬の生き方は驚きだった。廣瀬が悪に走り、劇的な更生を遂げたのはなぜか。相棒のカメラマン、中川カンゴローとともに、その核心に迫り、軽妙な筆致で綴る。また犯罪を生み、更生を阻む社会の現状も問う。

amazon 楽天ブックス honto セブンネット TSUTAYA 紀伊国屋書店 ヨドバシ・ドット・コム Honya Club HMV&BOOKS e-hon
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北尾トロ

きたお とろ

ノンフィクション作家。1958年、福岡県生まれ。世の中の面白い現象をいちはやく紹介している。2000年代初頭より裁判の傍聴を始め、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)など多数の裁判傍聴記を執筆。2014年より町中華探検隊を結成。猟師としても活動中。著書に『夕陽に赤い町中華』(集英社インターナショナル)、『犬と歩けばワンダフル』(集英社)、『猟師になりたい!』(角川文庫)など多数。

    高橋ユキ

    たかはし ゆき

    フリーライター

    1974年生まれ福岡県出身。2005年、女性4人の裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成し、ブログを開設。以後、フリーライターに。主に刑事裁判を傍聴し、さまざまな媒体に記事を執筆している。著書に『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)など。

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