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教養・カルチャー 2023.04.14

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”を大学時代からバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」

従来の登山家のイメージには収まらない型破りな活動を続け、話題を呼んだ栗城史多氏。2018年に亡くなった彼の活動には、一方で激しい毀誉褒貶もついて回った。栗城氏には大学生のころから、高額な遠征費用を調達する、ビジネスマンとしての素養もあったようだ。文庫版『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』から一部を抜粋、再編集して紹介する。

  • 河野啓
  • #デス・ゾーン
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「撮らないで……」藤原紀香さんにヒントを得たトレーニングで倒れた栗城史多氏が、その様子をカメラに撮らせなかった理由

教授と二人三脚の資金集め

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”をバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」_1

キリマンジャロ

マッキンリーからビンソンマシフまで順調に登頂を果たした栗城さんだが、その遠征資金はどうやって集めていたのか?

栗城さんとほぼ同時期に登った人に費用の総額を尋ねたところ、キリマンジャロ、エルブルース、カルステンツ・ピラミッドはいずれも約50万円、アコンカグアが約80万円、マッキンリーは約120万円、南極は格段に高く400万円近かったという。

栗城さんは二度目の南極では撮影隊まで雇っている。これだけの高額な費用をアルバイトだけでは到底賄えなかったはずだ。

実は彼には資金調達の指南役がいたのである。札幌国際大学の和田忠久教授だ。和田教授は北海道の政財界に通じ、北海道生まれの航空会社「AIRDO」の設立にも関わっている。栗城さんを世に出す牽引役の一人となった。

「栗城がマッキンリーに行ってたなんて、学長も理事長も寝耳に水だったんですよ。彼、仲間内にしか話してなかったから。無事に帰って来られたからよかったものの、『次はアコンカグアだ』なんて勇ましい記事が新聞に出ちゃったもんだから、二人ともカンカンになっちゃって。

『行くなら退学届を出してから行け! うちの学生が死んだなんてニュースが出たら募集に響く!』って迫ったんです。そしたら栗城の方も怒っちゃって……。だから彼、その後有名になってからもしばらく札幌国際大学卒業ってことをプロフィールに載せなかった。『退学届を出せ』って言われたのを根に持ってたんです」

栗城さんはアコンカグア登山の企画書を手に、コンビニエンスストア「セイコーマート」本部にアポなしで飛び込んだ。運よく社長と会うことができ、10万円の援助が得られた。和田教授は彼に、札幌市内にある某病院の理事長を引き合わせた。

「そしたら二つ返事でポンと出してくれたの。結構な額、北海道から現地まで行って帰って来られるぐらいの。その理事長、登山やる人だったから。ところがその後、登山界での評判が聞こえてきたんだな。『おい、栗城っていい噂を聞かないぞ。あんなポッと出で7サミッツ(七大陸最高峰の登頂)? しかも単独無酸素? とんでもないホラ吹きだって、みんな言ってるぞ、大丈夫かい?』って言われて。お金もらえたのは一回きりだったね」

「彼に才覚があったからですよ、起業家としての」

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”をバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」_2

(写真はイメージです)

次に向かったのが「玄米酵素」だった。札幌を拠点として全国に展開する健康食品会社である。

「当時の岩崎社長が、『よし壮行会を開こう! そこに募金箱を置こう!』ってアイデア出してくれて」

その壮行会には、岩崎輝明社長と親交のある札幌の企業家たちが集まった。家具・インテリア大手「ニトリ」の似鳥昭雄社長の姿もあった。

一方で和田教授は、学長や理事長の態度を軟化させるために政治家の力を借りることにした。

「鈴木宗男さんと、当時まだニセコ町長だった逢坂誠二さんに来てもらったの」

鈴木氏は受託収賄などの罪に問われ、一審の東京地裁で「懲役2年の実刑、追徴金1100万円」の判決を受けたばかりだった(2010年上告棄却、収監)。

「宗男さん、元気がない時期だったから、『いい話だねえ』って喜んで来てくれた。ご機嫌すぎて、『私も栗城君に応分の援助をさせてもらう!』って宣言しちゃって、次に挨拶した逢坂さんに、『政治家の寄附行為は禁止されてるんじゃないですか?』って言われたりして、ハハハハ。学長も理事長も壮行会に呼んでさ、栗城への心証、だいぶ良くなったんじゃないかな」

和田教授は栗城さんが大学を卒業した後も、様々な企業、団体に彼の講演会を開くよう働きかけている。なぜ栗城さんに肩入れしたのか?

「彼に才覚があったからですよ、起業家としての。それを伸ばしてやりたかった」

大学でおふざけキャラとして知られていた栗城さんだが、意外な一面もあった。

「『今金町の農産物の即売会を開きたい』って教授陣に相談に来たことがあった。『どうせなら札幌で一番人通りの多いところでやりたい』って」

今金町は男爵イモが名産だ。父親の敏雄さんは地元の観光協会の会長を務めたこともある。父親と故郷、その両方を後押ししたかったようだ。

栗城さんは大通公園のそばにある札幌三越と交渉を重ね、店舗前の路上にブースを設けることに成功した。こうした栗城さんの企画力と行動力に、和田教授は感心したと言う。

「純粋な登山家からすれば『自分は頑張っても資金が集まらないのに、あんな若いのがいっぱい金を集めるのはけしからん』てことになるんだろうけど、私は起業家がたまたま山に登ったって思ってる。栗城はたぶん、山よりビジネスの才能の方があったんじゃないかな」

エベレストに登りたければ「アホになれ!」

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”をバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」_3

エベレスト

栗城さんには、和田教授の他にも複数の熱烈な支援者がいた。

初期の応援団長は札幌市内に事務所を構える某弁護士で、北海道はもとより全国の知人に栗城さんをつなげた。私が取材していたころも熱心だったが、事務所の児玉さんによれば「栗城が何か不義理をしたみたいで」その後疎遠になったという。スポンサーとしては、「玄米酵素」「ニトリ」の双璧に、パチンコチェーンと飲食店を経営する「正栄プロジェクト」(本社・札幌市)を加えた3社が代表格だった。

他にも重要人物がいた。栗城さんの「心の応援団長」である。

「大将」と彼が呼ぶ、石崎道裕さんだ。私が会った2008年当時、52歳。千歳市内でラーメン店「らーめんみのり」を経営していた。

「最初はうちの店に時々ラーメン食べに来てたんですよ、リュック背負って。しばらくして知り合いに、面白い登山家がいるから講演を聞きに行こうって誘われて、行ってみたら栗城君だった。『うちの店、来たことあるよね?』って言ったらニコッと頷いてね。また話がうまいんだ、講演に引き込まれちゃってさ、すっかりファンになったんですよ」

石崎大将は、ふっくらとした布袋様のような風貌をしている。にこやかな笑みを絶やさない。しかし歩んできた人生は壮絶なものだった。

実の母親に捨てられ、日高地方の小さな漁師町で祖父母に育てられた。祖父は酒乱で飲むと必ず暴れるため、石崎家は村八分の状態だったという。その影響もあって学校ではイジメを受けた。クラスのみんなが担任の先生の家に遊びに行く相談をしていたときも、一人だけ誘われなかった。石崎少年は何度も自殺を考えたそうだ。

中学1年生のときに祖父が亡くなると、叔父の船に乗って漁に出るようになった。ある日、沖で操業中に突然、時化になった。船が大きく傾いて、石崎少年は海に投げ出されてしまう。

《これで死ねる》
……頭ではそう思っていたのに、気づけば叔父が船から投げたロープにつかまっていた。
《あれだけ死にたいと思っていたのになぜ……?》
思いを巡らせた末に行き着いた答えは、
《何かを成し遂げるために生かされたのだ》

漁師をやめた後、何度か職を変え、一時は海産物の販売で財を成した。

「800円ぐらいで漁師から仕入れた毛ガニをすすきのに持って行って、仕事帰りのホステスやソープで働くお姉さんに売るんですよ。これがね、安いと売れないの。高くないと買わないのさ。800円で仕入れた毛ガニを5000円、もう飛ぶように売れて」

自らを「バカ」ではなく「アホ」と評した理由

しかし築いた財産は、新興宗教に入信した最初の妻がすべて教団に貢いでしまった。石崎大将はそれでも挫けず、アワビの養殖事業を手掛ける会社に就職し、高額のサラリーを手にした。

人生が上り調子に転じたときに、今の妻、紀子さんと出会い、二人は結ばれた。ところが、バブル崩壊のあおりで会社の業績が急激に悪化し、やがて石崎大将は解雇を言い渡されてしまった。近くマイホームを購入する予定だったが、家計のことを考えて取りやめることにした。それでも紀子さんの笑顔は、輝きを失わなかった。

《これからどうしようか?》

何の気なしにテレビをつけると、ラーメンの特集が放送されていた。麺類は好きではないのでチャンネルを替えた。ところがその局でもラーメン、また替えたら次もラーメン。「これは何かある」とラーメン店を開業することを決意したという。1995年、38歳のときだった。1年も経たないうちに、店は千歳で指折りの人気店に急成長した。

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”をバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」_4

写真はイメージです

石崎大将は「ラドン」というメニューを開発した。四国の香川県から出張で来た客に「おやじ、うどん!」と言われたのがきっかけだった。

「うち、ラーメン屋ですけど」
「いいから作れ! 塩ラーメンのスープにうどんの麺入れりゃあいいんだよ」

言われた通りにした。チャーシューの代わりに、豚のほお肉をトロトロに煮込んだものをトッピングしてみた。店のメニューになった数日後、テレビ局から「そちらに怪獣の肉が入っているラーメンがあるって聞いたんですけど?」と電話がかかってきた。

「え? そんなものあるわけ……あ、ラドンのことですか?」

番組で紹介されて、人気に火が点いた。

「キムタクチャーハン」も当たった。紀子さんがたまたまキムチとタクアンを買いすぎてしまって、「どうしよう?」という話から生まれたメニューだ。

「ラーメンには合わないだろうから、キムチもタクアンも細かく刻んで赤いチャーハン作ってみたの。それをボクらが賄いとして食べていたら、お客さんが『何それ?』って。教えたらテレビ局に連絡しちゃった。キムタク(木村拓哉)のお母さんまで食べに来たからビックリですよ」

石崎大将が力を入れたのはメニューだけではない。お客さんが喜んでくれればと、手品に凝りだしたのだ。メキメキ上達し、地元の祭りやイベントに招かれるほどになった。

石崎大将は決まって「水戸黄門」の扮装でステージに立つ。「幸門」とご本人は名乗っていた。妻の紀子さんが、お銀。二人の知人が助さん格さんに扮して、手品のほかに大将演出の寸劇を披露した。

栗城さんをいたく気に入った石崎さんは、自分が入っていた会の集まりに彼を誘った。

「日本アホ会、っていう会があるんです。そんな組織があるなんて知らなかったんですけど、入ってみたら衝撃的で。『面白い連中に出会えるぞ』って、栗城君に入会を勧めたんです」

日本アホ会は、企業家やスポーツ選手を対象にメンタルトレーニングを行なう「株式会社サンリ」の会長、西田文郎氏が作った親睦団体だ。2009年からは社団法人化している。

「アホ」の定義は、「自分より人を喜ばせるのが好きな人」「自分には何でもできる! と思っている人」。『日本を救うのは、夢にチャレンジするアホなのだ』が合言葉で、年に一度、アホのチャンピオンを認定する。

2007年、51歳で入会した石崎大将は、翌2008年、「アホ」と書かれたチャンピオンベルトを会から授与された。

「アホって、ある意味変態ですからね。脳がハイな状態になって、一種の快楽、いや麻薬でもありますね。アホって言われただけでボクは魂が騒ぎますもん」

2007年12月1日、栗城さんは日本アホ会が主催する『アホ大学 特別授業』に参加した。「最高に勇敢なドアホ」と、ある会員のブログに紹介されている。翌年の会では講師も務めた。

私は栗城さんと出会ったころ、「自分でもアホだと思いますよ、ボクは。登るだけでも大変なのに、自撮りまでするんですから」と、しきりに「アホ」という言葉を使うのがちょっと不思議だった。北日本や東日本では、愚か者は「バカ」と呼ぶのが一般的だ。彼の「アホ」は、石崎大将とアホ会の影響だったのだ。

石崎大将の店の表には、暖簾の上に電飾のサインがあった。浮かび上がる文字は、
『栗城史多君の単独無酸素七大陸最高峰登頂を応援します!』

アホになってエベレストに登れ! 大将の思いが伝わってきた。

文/河野啓  写真/shutterstock

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デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

著者:河野 啓

異色の登山家・栗城史多氏の“高額な遠征”をバックアップしていた「資金調達の指南役」と「北海道政財界の面々」_5

2023年1月20日発売

825円(税込)

文庫判/384ページ

ISBN:

978-4-08-744479-7

第18回開高健ノンフィクション賞受賞作
「夢の共有」を掲げて華々しく活動し、毀誉褒貶のなかで滑落死した登山家。
メディアを巻き込んで繰り広げられた彼の「劇場」の真実はどこにあったのか。

両手の指9本を失いながらも〝七大陸最高峰単独無酸素〟登頂を目指した登山家・栗城史多氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ注目を集めたが、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。彼はなぜエベレストに挑み続けたのか? そして、彼は何者だったのか? かつて栗城氏を番組に描いた著者が、綿密な取材で謎多き人気クライマーの真実にせまる。

amazon 楽天ブックス honto セブンネット TSUTAYA 紀伊国屋書店 ヨドバシ・ドット・コム Honya Club HMV&BOOKS e-hon
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河野啓

こうの さとし

1963年愛媛県生まれ。北海道大学法学部卒業。1987年北海道放送入社。ディレクターとして数々のドキュメンタリー、ドラマ、情報番組などを制作。高校中退者や不登校の生徒を受け入れる北星学園余市高校を取材したシリーズ番組(『学校とは何か?』〈放送文化基金賞本賞〉、『ツッパリ教師の卒業式』〈日本民間放送連盟賞〉など)を担当。著書に『よみがえる高校』(集英社)、『北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック』(小学館、第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞)など。『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)で第18回開高健ノンフィクション賞を受賞。

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