#1
#2

最初から「NO」が多い人は、本当に伸びない。
決して「NO」と言わず、まずはやってみて、自分の糧とする

モーニング娘。がいまもなお人気を維持しながら続いているのはなぜか。

僕がいま、彼女たちを振り返って思うのは、初期メンバーがプロデューサーつんく♂のプロデュース方針に対して「NO(できません、やりたくないです)」を言わなかったことがいちばん大きな要因だったんじゃないかということです。

これはいわゆるパワハラとか「言いたいことが言えない」という圧ではなく、誰でも現状が変わっていくことに不安はあるけど、それ以上に未来に対していい意味の期待感をもっていてくれたんじゃないかと思うんです。「つんく♂なら何かやってくれるんじゃないか!」みたいな。ドキドキハラハラしながらも、みんなが楽しみながら立ち向かってくれた結果です。

その中でもいまにつながる大きな突破口は、「追加メンバーを募集する」と発表したときです。安倍なつみや飯田圭織など、すでに人気のあったメンバーは、さらにライバルが増えることに対して、内心では「嫌だ」「許せない」という気持ちがあったと思うんです。

それでも、モーニング娘。にとってのいい結果につながるのではないかという、エンタメ的なハラハラドキドキにうまく乗っかってくれたから、あれから25年も続くレジェンドグループになれたのだと思います。

叱り役になってくれた中澤裕子や、いい感じに叱られ役となってファン心理を勝ち取った2期メンバーも、番組にとっても、音楽をつくる僕にとっても貴重な存在でした。そんな中で、番組でも何かと注目されていた安倍なつみのプレッシャーも相当あったことでしょう。

後藤真希がすごかったのは、「できない」「やりたくない」がなかったから。プロデューサー・つんく♂が語る「伸びしろのある人」の条件とは?_1
すべての画像を見る