何度もいいますが「血は水よりも濃いんです」

甥の山上容疑者を1984年に自死した弟(山上容疑者の父親)と重ね合わせる伯父。「今後も徹也を懸命に支えていく」と力強く話す。

「私の母親も亡くなりましたけど、弟に『お袋を頼むよ』って言われたと思って、ずっとやってきました。だから、徹也のことも弟から『兄貴、子どもを頼む』って言われたと思って、やってます。当然です。『徹也も、我が子と同じ子どもや』って思って面倒をみてます。それは徹也の妹も一緒ですわ。法律にはちゃんと、直系血族の扶養義務って書いてあります。扶養義務というのは、ご飯一つやったら二つに分けることなんです。

徹也のために、徹也が出てくるときのためにやっている。それしかありません。弟の子どもやから、何でもしますわ。当たり前のことや。何度も言いますが、血は水よりも濃いんです」

〈安倍元首相襲撃事件から約半年〉叔父が語る山上徹也の今…「衣食住を与えてもらうて元気にしているようです」「英和辞典、参考書を差し入れた」統一教会は今、逃げ回っている」_6
すべての画像を見る

伯父や親族は山上容疑者が“塀の外”に出る日を待ち続ける。
2022年12月末、山上容疑者は年越しに何を思うのだろうか。

取材・文/松庭直 集英社オンライン編集部ニュース班

〈安倍元首相銃撃事件で山上容疑者が起訴〉伯父が今だから語れる“あの日”の出来事。「徹也の兄はろくに治療も受けられなかった」「家をでた母は妹にゴメンとつぶやいて…」統一教会のせいで家族はバラバラに… はこちら