「DVDを見た母に泣かれてしまい……」
――保育系大学を卒業し、保育士と幼稚園教諭の資格も持っているそうですね。なぜグラビアアイドルの世界に?
将来、保育士になるにしても20代はいろんな経験をしてみたい気持ちがありました。子どもの頃から家族で宝塚や劇団四季を見たり、東京では下北沢などの小さい劇場にも行ったり、お芝居に興味があったんですが、大学を卒業した2020年春はコロナ禍の真っ最中。当時やっていたコンパニオンのアルバイトもなくなってしまって……。
暇だから舞台のオーディションを受けようと調べても、そういう状況でまったく募集をしてなかったんです。そんなときに「ミスFLASH」のオーディションを見つけて、そういや私、おっぱいデカかったから受けてみようかなって(笑)。
結局、落ちちゃったんですけど、それを見ていた前の事務所の方に声をかけていただき、グラビアをやることになりました。
――Iカップでも「そういえば……」と忘れかけるものなんですか?
高校生のとき、クラスに私と同じくらい胸が大きい子がふたり、そして私以上の子がひとりいたんです。なので、そこまで特別じゃないのかと思ってたんです。
――とんでもないクラスですね。グラビアの仕事は家族から反対されませんでしたか?
デビューすることは言っていましたが、最近のDVDは過激だから見せてなかったんです。それである日、私のDVDが「スカパー!」で流れていたのをおばあちゃんがたまたま見たらしくて、実家に帰ったら呼び出されて家族会議に……(笑)。
「これはほんまにやりたいことなん?」と母から言われて、言い争いになりました。なんとか丸く収まりましたが、母親が泣いたりして大変でした。
――修羅場……。
でも今では応援してくれてると思います! ツンデレなので直接、「がんばれ!」とは言われませんが、私の載った雑誌がさりげなく実家に置いてあったりしてるので(笑)。
――ご両親は厳しいほうですか?
中学生のときまでは厳しかったと思います。でも、高校生になってお笑いにハマりまくって、同じお笑い好きの友達と大阪の劇場に通うようになり、しょっちゅう友達の家に泊まるようになってからは諦められたのか、あまり言われなくなりました。