なぜ芸人は体を張った笑いに憧れるのか?
「どうしても笑ってしまう」強さ
――この番組は体張ることも多いですよね。今日も鍋プロレス(鍋に相手の尻を嵌めて3カウントとったら勝利というゲーム企画)をされていましたが。
岩橋 大正時代からやってたんちゃうかっていうくらいシンプルなコーナー(笑)。
ナダル 僕はいま足怪我してるんで早々にリタイアしたんですけど、2人がどうやって笑かすんかなと思ったら、あんなことに(笑)。
岩橋 2人ともノープランで、頭にガッツしかない。でもそれで結局スタッフさん笑ってるんですよ。
尾形 笑かそうなんて思ってないからね。
ナダル それは思っててほしいですけどね(笑)。
――芸人さんの取材をしていると、体を張って笑いを取ることは大半の人にとって永遠の憧れなんだと感じることがよくあります。なぜそこはずっと揺らがないんだと思いますか?
尾形 見てきたからなぁ。そういうのを見て笑って育ってきたから、憧れはありますよ。
ナダル お二人はすごいパワーがあるから、パッと出ていって体張って笑い取るんですけど、いつも収録してて「これも才能なんや」と思います。
岩橋 言葉の賢い笑いももちろん面白いですけど、体張ってるのはやっぱりどうしても笑ってまう。脳みそに直接来る笑いなんですよね。だから憧れるのかも。
ナダル 今そういう番組、あんまりないですもんね。
尾形 そうだね。『ガッツ』が唯一じゃない?
岩橋 いい意味で、今の時代に逆行してる感じがあるよね。だからこそわざわざ見に来てくれる価値があるんちゃうかなと思います。僕らが子どもの頃に観てたドリフで、いかりや長介さんが何回も湯船につっこまれるのとか面白かったやん。ああいうのを、このおじさんたちでできたらいいですよね。アラフォーのおじさんチームがやってるっていうのもまたいいじゃないですか。
尾形 みんなパパですもんね。
岩橋 そう、背負うもんがある。みんなローンもあるし。
尾形 だからなんでもやりますよ。
ナダル 全力でやりますんで、企業のみなさん、まだまだお待ちしてます。
撮影/松木宏祐 取材・文/斎藤岬
『ガッツ100%テレビ 〜笑いと愛が企業を救う〜』
吉本興業に所属する約6000名の芸人のなかで、今もっともガッツがあるメンバーが、全国の企業を盛り上げるべく企業の商品やサービスを“ガッツ100%”で紹介していくバラエティ。レギュラーの3人だけでなく、毎回やってくるゲスト芸人や先輩MCの達者さを楽しめるのも魅力。
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放送:BSよしもと(ch265)にて毎週土曜日17時~
※フル尺バージョンをYouTubeでも公開中
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