特筆すべきユニークなパターン

このパンツのもう一つの特筆事項は、ユニークなパターンだ。
通常のパンツより多くのパーツを組み合わせて構築されている。
僕はお店でこのパンツを見たとき、2000年代前半に流行った懐かしきリーバイスレッドの立体裁断ジーンズを思い出した。
あの頃、凝ったパターンのパンツがファッション界を席巻、僕が編集長をやっていたファッション誌でもよく取り上げたものだ。

今、2000年前後のトレンドが若者の間でリバイバルヒットしていて、“Y2Kファッション”などと呼ばれたりしているそうだけど、もしかしたらこれもまたその影響下で生まれたのかもな。知らんけど。
いにしえの立体裁断ジーンズもそうだったように、穿き込んで何度も洗濯するうちに、縫い目部分に味のあるアタリが出てくるはず。
穿くほどにかっこよくなってくるのだから、とても楽しみだ。
写真の僕の私物パンツは、2回の洗濯を経たものだが、ご覧のようにすでにアタリ感が出はじめている。

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2回の洗濯を経て、アタリが出はじめている

生地はハリコシのある丈夫なコットンツイルを使用。オーガニックコットンで、製品染めにより仕上げられているらしい。
負荷がかかりやすいビッグポケット部分は、より耐久性の高いキャンバス地を使用していて、この切り替えがまた絶妙なデザイン性となっている。

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素材の切り替えもアクセント